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これからどうなる?−私はこう思う。
米駐日大使決定の背景
2009.05.21 更新
*このコーナーでは、『日本の論点』スタッフライターや各分野のエキスパートが耳寄り情報、マル秘情報をもとに、政治・経済・外交・社会などの分野ごとに近未来を予測します。

 オバマ政権の駐日本、駐中国大使人事がようやく固まった。去る5月16日に、共和党の現職ユタ州知事であるジョン・ハンツマンが駐中国大使に指名されたのに続き、駐日大使には民主党支持者でシリコンバレーの弁護士であるジョン・ルースが指名される見通しとなった。

 4月23日付の拙稿(「いつ明らかになるのか? オバマ政権の対北朝鮮政策と駐日大使人事」)で、オバマ政権が両大使人事を「同時に発表するスケジュールを立てている」と書いたが、両人事がほぼ同時に固まったことで、日中両国に配慮を示すというオバマ政権の当初の狙いはおおむね達成された。

 今回の人事は、いずれも、国務省よりホワイトハウスの主導で決定されたということもはっきりした。「知中派」であるとともに、共和党穏健派のホープであり、2012年の大統領選挙への出馬も噂されていたハンツマン知事を中国大使に抜擢したことは、議会共和党対策としてかなりの深謀遠慮が見て取れる。政策以上に政局への目配せを欠かさないオバマらしい人選だ。ルースの起用についても、日本の外務省幹部ですら「想定外」と述べていることが示すように、ホワイトハウスが主導しなければ出てこなかった人事である。

 次に考えるべきは、この二つの人選によって大統領が日中両国にどのようなメッセージを送っているかという点であろう。大使人事をあまり深読みすべきではないと考える向きもあるだろうが、ある意味で「ユニーク」なこの人選に関しては、やはりそれなりのメッセージが込められていると考えておく必要がある。

(堀 圭一 ほり・けいいち=社団法人アジアフォーラム・ジャパン研究員 http://asianforum.jp/


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