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精神医学 ISSN 0488-1281 (Print) ISSN 1882-126X (Online) 49巻9号(2007.09)P.951-953(ISID:1405101065)

特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科の取り組み─緩和医療医の立場から

伊東 洋 1
奈良林 至 1

※1 埼玉医科大学国際医療センター緩和医療科

【キーワード】 Palliative care team,Cancer patient,Palliative medicine,Psycho-oncology


はじめに
 現代における医学のめざましい発展は,医療・福祉の分野に多大な貢献をもたらし,特にがん医療における基礎医学から臨床医学までの進歩は,がん患者の治療成績を飛躍的に向上させた。しかし,がん患者が持つ苦痛は多種多様であり,必然的に多職種の専門家の協力が必要となる。一般病棟における緩和ケアについては,これまで多忙な日常臨床の中で,主治医が主に患者の苦痛に対応せざるを得なかった。しかし,多職種による多角的アプローチが必要になるケースも多く,その専門チームとして緩和ケアチームが全国の病院で設立されつつあり,重要視されるようになってきた。しかしながら,わが国の緩和ケアチームに特徴的なことは,専任の精神科医がチームを構成する際に必須となっていることである。


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