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編集者への手紙
ALT優位の血清アミノトランスフェラーゼの肝外組織由来の可能性
小林 正嗣
※1
木村 隆
※1
※1 (財)近畿健康管理センター
【キーワード】 中性脂肪水解酵素,(Asp+Asn)/Ala比,AST/ALT比
1.はじめに 成人男性において血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(aspartate aminotransferase;AST)およびアラニンアミノトランスフェラーゼ(alanine aminotransferase;ALT)の軽度上昇例の頻度が高いことについて,筆者は先に,脂質代謝関連蛋白,特に中性脂肪水解酵素(triglyceride lipase)の産生に伴うアミノトランスフェラーゼの誘導の亢進(産生の増大)の可能性を推定した1,2).しかし,今日,ヒトの中性脂肪水解酵素については,肝性リパーゼ(hepatic triglyceride lipase;HTGL),リポ蛋白リパーゼ(lipoprotein lipase;LPL)およびホルモン感受性リパーゼ(hormone sensitive lipase;HSL)のほかに,あらたに脂肪組織などにおける脂肪トリグリセライドリパーゼ(adipose triglyceride lipase;ATGL)の存在とそのアミノ酸構成が明らかにされたことから,本稿では,これらの最近の知見に基づき,先の記述1,2)を訂正する.
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