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原著
再発鼠径ヘルニアに対する経腹腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(transabdominal preperitoneal repair)の検討
村上 慶洋
※1
阿部 紘丈
※1
山本 高正
※1
新関 浩人
※1
北上 英彦
※1
池田 淳一
※1
※1 北見赤十字病院外科
【キーワード】 再発鼠径ヘルニア,腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術,TAPP法
◆要旨:目的:再発鼠径ヘルニアに対して経腹腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(transabdominal preperitoneal repair;以下,TAPP)を施行した症例につき検討する.方法:2007年~2010年に成人鼠径ヘルニアに対して手術を施行した症例275例318病変を対象とし,初発症例,再発症例に対するopen mesh repair(以下,OMR)およびTAPP施行症例につき比較検討した.結果:TAPPを施行した症例は166例201病変で,このうち再発症例は14例15病変である.一方,OMRを施行した症例は109例117病変で,このうち再発症例は5例であった.TAPP群における初発症例と再発症例の比較では,再発症例で手術時間が有意に長かったが,それ以外の項目については有意差を認めなかった.再発症例におけるTAPP群とOMR群の比較ではいずれの項目も有意差を認めなかった.結語:再発鼠径ヘルニアに対するTAPPは有用な術式の1つであると考えられる.
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