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症例報告
頭蓋頚椎移行部の重複形態異常に合併した脊髄空洞症の1例
森本 忠嗣
※1
中尾 俊憲
※1
矢吹 省司
※2
鶴田 敏幸
※3
菊地 臣一
※2
※1 佐賀社会保険病院整形外科
※2 福島県立医科大学整形外科
※3 鶴田整形外科
【キーワード】 syringomyeria(脊髄空洞症),Chiari malformation(Chiari奇形),ultrasound monitoring(超音波モニタリング)
環椎後頭骨癒合,環軸関節亜脱臼,およびChiari奇形に合併した脊髄空洞症の1例を経験した.症例は16歳,女性で,主訴は右上肢痛であった.X線像で環椎後頭骨癒合と環軸関節亜脱臼を認めた.MRIではChiari奇形と脊髄空洞を認めた.手術は,大孔減圧術と後方固定術を行った.術中エコーで大槽の拡大と小脳へん桃の拍動が確認できた.術中エコーは減圧効果の判定ができるモニターとして有用であった.術後2年の時点で,右上肢痛とX線像での環軸椎間不安定性は認められない.MRIで空洞の著明な縮小が確認できた.
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