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誌上シンポジウム 軟部腫瘍の診断と治療
軟部腫瘍の画像診断
森岡 秀夫
※1
矢部 啓夫
※1
西本 和正
※1
堀内 圭輔
※1
保坂 聖一
※1
戸山 芳昭
※1
※1 慶應義塾大学医学部整形外科
【キーワード】 軟部腫瘍(soft tissue tumor),画像診断(imaging diagnosis),磁気共鳴画像(MRI:magnetic resonance imaging)
軟部腫瘍は種類が多く診断に難渋することが多い.単純X線像は腫瘍内に石灰化や骨化を生じる血管腫や滑膜肉腫,透過性のある脂肪腫や高分化型脂肪肉腫の診断に有用である.MRIは病変の範囲,腫瘍内部の性状,腫瘍の局在や重要臓器との位置関係を把握できるだけでなく,ある程度の組織診断も可能である. CTは腫瘍内部の石灰化や骨化,隣接する骨組織への浸潤の有無などをMRIより鋭敏に描出できる.このように,軟部腫瘍はある程度の画像的特徴を有している.しかし,いずれの所見も特異的なものではなく,患者の臨床情報を十分に加味して画像診断を進めることが重要である.
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