●ヤモリ
脊椎動物門 爬虫綱 有鱗 (ゆうりん)目 ヤモリ科


ヤモリ


●分布

本州、四国、九州、沖縄に分布している。


ヤモリ分布図


●種

ヤモリ類は世界に650種、日本に9種がすんでいる。もっともふつうにみられるのはニホンヤモリだが沖縄県などにはホオグロヤモリがいる。



●どこから手に入れるか
ヤモリは人家近くにもすんでいるので、見つけたときに採集して飼育する。特に夏の夜などは、屋外の電灯に集まる昆虫をねらってそのそばにいることいが多い。

●トッケイはペットショップで
ニホンヤモリやホオグロヤモリは全長が10センチほどだが、熱帯にすむトッケイは全長が30センチもある。トッケイはペットショップで売っていることがある。



●必要なもの
飼育ケース、木の皮、板
●あったらいいもの
陶器の水入れ、えさ入れ

飼育道具イラスト


●ヤモリは生きたえさを食べる
ヤモリは小さな昆虫を食べているので、えさをさがすのがたいへんだ。えさを探せなくなったら、ヤモリを放してやろう。


ヤモリは指が吸盤(きゅうばん)のようになっていて、垂直のかべや天井でも平気で歩いたり、走ったりすることができる。だから飼育ケースなどにすきまがあると逃げ出してしまうことがある。


天井にはりつくヤモリ
天井にはりつくヤモリ


飼育ケースの中に木の皮や板を立ててやると、そこに止まっていることが多い。


●えさの種類
ハエやカ、アリなどの小さな昆虫。ミルワームの小さな幼虫など。

●えさのあたえかた
2〜3日ごとに小さなハエを十数匹あたえる。ショウジョウバエ飼育装置をつくっておくと自然に発生するショウジョウバエを食べる。

●ショウジョウバエの飼育
ビンに傷んだバナナ、メロンの皮などの果物を入れて、ショウジョウバエが集まってきて産卵するまで放置しておく。春から秋にかけては、ショウジョウバエはどこにでもいる。ビンにはふたをせず、自由に出られるようにする。



ショウジョウバエ
ショウジョウバエ
メロンの皮に集まるショウジョウバエ
メロンの皮に集まる
ショウジョウバエ


●そっとしておくことが世話
えさをあたえる以外は、ショウジョウバエ飼育ビンの中のバナナを取りかえるぐらいにする。ふんは鳥のふんに似ている。小さく、量も少ないのでそうじはしなくてもいい。水は水入れに入れておく。飲み水としてより、湿度を保つために必要だ。ときどき、きりふきで水をかけてやる。水分を皮ふから吸収するからだ。



●飼育で繁殖させるのはむずかしい
ヤモリはかべなどに2個の卵をはりつけるように産むようだ。じょうずに飼育できたら、めずらしいヤモリの繁殖(はんしょく)のようすを観察することができるかもしれない。



●かべにはりつくヤモリ
ヤモリのゆびは吸盤(きゅうばん)のようになっている。飼育ケースのプラスチック面やガラス面にはりついているところを観察してみる。

●眼はギザギザ
ヤモリの眼をよく見ると、まぶたが動かないことがわかる。下のマブタが透明になって眼球を守っている。またひとみは細長くギザギザになっている。



●ヤモリ類は鳴くは虫類だ
ヘビやカメのように、は虫類はあまり鳴かない。ワニはほえることがあるが、鳴くということはない。ところがヤモリの仲間には鳴くものが多い。沖縄などにすむホオグロヤモリは人家の天井やかべにすんでいて、夜になると「チッチッチッ」または「キュッキュッキュッ」とよく鳴く。数も多く密度も高いので、鳥のように鳴き声でなわばりを主張しているのかもしれない。また鳴き声のなかには求愛「きゅうあい」の意味をもつものもあるようだ。ニホンヤモリも小さい声で鳴くことがある。


ホオグロヤモリ
ホオグロヤモリ