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Top > 特集記事 > 芸能・スポーツ > 2010.9.20
スクープ 他人事ではありません
夫人が明かす 谷啓さん【元クレージーキャッツ】 の「認知症」と「最期【家庭内事故】」
■死んだことに気づかなかった ■固有名詞が出てこなくなって
■「ぼくの家はどこにあるの?」 ■「あれ、おかしいな」
人付き合いが苦手で、普段は寡黙。しかし、一度気心が知れた相手とは何時間でも話し続けられる――。夫婦として50年以上連れ添ってきた和子夫人が、知られざる谷啓さんの素顔を初めて明かす。

死んだことに気づかなかった
「『主人が亡くなった』という実感は、不思議とまだないんです。突然の出来事でしたから……。

 実は最初、家の中で倒れている主人の姿を見た時、私は『なんでこんなところで寝ているの!?』と邪険な物言いをした後、しばらくの間、ほかの部屋で過ごしていました。大切なお客さまが来ている最中だったからです。

 主人にボケの症状が出ていたのはたしかです。最後の仕事は『釣りバカ日誌20 ファイナル』(昨年12月公開)なのですが、撮影が行われたのは、たしか去年の5月くらいでしょうか。物忘れが激しくなってきている時期で、『最近、セリフが頭に入らないんだよな』とボソッと言っていたのです。家に帰ってきたら仕事のことは一切考えないという人で、仕事の愚痴も聞いたことがありませんでしたから、よく覚えています。

 ただし、冬でも風邪ひとつひかず、とにかく体自体は本当に丈夫な人でした。大病の経験もありません。タバコは吸っていましたが、お酒は非常に弱く、一滴でも飲むと真っ赤になってしまうので、普段はまったく飲んでいませんでした。














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