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Top > 特集記事 > 社会 > 2012.3.26
相次ぐトラブル! 80歳すぎてから相続すると、ひどい目にあう
「老老相続」この悲惨な結末
■母の預金が解約できない ■親も子も認知症になる危険
■90代の母を奪い合う兄と妹 ■80代になっても泥沼の争い
90代の親の財産を70代の子が継ぐ――。超高齢化社会のニッポンではこうした「老老相続」が急増している。ただでも相続は肉親間の揉め事のもとなのに、そこに認知症やら介護が絡んでくると……。

母の預金が解約できない
 かつて相続と言えば、年老いて死ぬ人(被相続人)の財産を、配偶者や、まだ現役世代である子どもたち(相続人)が引き継ぐのが一般的だった。

 ところが最近、そこに異変が生じつつある。日本人の平均寿命がどんどん延びたため、死ぬのは80代、90代が当たり前になり、相続する子どもの側も、仕事をリタイアした60代、70代というケースが増えているのだ。ジャーナリストの石川結貴氏が説明する。

「このような『老老相続』が多くなるにつれて、さまざまなトラブルが相次いでいます。たとえば高齢になるほど、自分がどれだけ財産を持っているのか把握するのが難しくなってしまう。どの金融機関にいくらお金を預けているのか、不動産の名義はどうなのかなど、自分でもわからなくなり、その結果、誰も知らないまま亡くなるわけです。

 また、相続する側も高齢になっているため、口座の解約や不動産の名義変更など、煩雑な手続きがやりにくくなる。認知症や入院中の相続人も少なくなく、そうなれば手続きはさらに難しくなります」

 その典型的な例を紹介しよう。茨城県に住む久保田進さん(72歳、仮名。以下、実例中の氏名はすべて仮名とする)のケースだ。

 進さんの母は99歳で亡くなった。死因は老衰、いわば大往生だ。四十九日も済み、進さんは、約1000万円ある母の預金口座を解約すべく銀行を訪ねた。











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