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Top > 特集記事 > 政治 > 2012.4.23
彼を甘く見ていませんか
堺屋太一「橋下徹という男」
■平成の高杉晋作 ■いまの政治家は第二公務員
■政治とは決断すること  
 橋下徹という政治家を日本のメディアは異色の政治家と位置づけて報じています。そうしたニュースに接している人たちも、彼のことを異端児と捉えているかもしれません。でも、この見方はまったく違います。実は彼こそが「本来の政治家」と言うべきです。

 いまの日本の政治家は猟官者、つまり官職を欲しがって群がる人が多くなってしまっている。そのなかにあって、この国に絶えて久しく登場しなかった本来の政治家が現れた。だから、橋下さんが異色に見えているにすぎません。

 では、本来の政治家とはどういうものか。

 政治には政局と政策と政見の3つがある。政局というのは、誰が政権をとるかといった人の動き、政策はどれに予算をつけて何をやるかです。そして、いちばん大切なのが3つ目の政見。どういう理念でどんな構造の日本を作っていくかを決めるのが政治の根幹なのです。

 川にたとえるなら政局は川面の波。つねに見えている部分だから、よく目立つけれども、風がおさまれば波も消えてしまう。政策は川の流れにあたり、流れは時とともに変化していく。これに対して政見は河道です。そして、構造改革というのはこの河道を変えること。川の構造を作り直すことです。その重要性から見ると、誰が担当するかという上っ面の政局など、たいした問題じゃありません。政見=国の構造改革に取り組むのが本来の政治家であり、橋下徹がそうであると私は見ているわけです。














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