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Top > 特集記事 > 芸能・スポーツ > 2013.1.14
週現スペシャル プロ野球・Jリーグ・プロレス
日本人が愛した助っ人・出稼ぎガイジン選手「あの人はいま」
■日本で荒稼ぎした野球選手 ■日本人妻とは離婚していた
■逮捕されていた4番バッター ■サッカー選手、プロレスラーたちの「帰国後の人生」
■W杯得点王の華麗な転身 ■引退しないゴルフの女王
■「超人」の転落人生  
かつて、どのチーム、団体にも顔となる外国人助っ人がいた。圧倒的身体能力、技術、あるいは愛すべきキャラクターで、時に日本人を凌ぐ輝きを見せたガイジンたち。彼らの「それから」を追った。
【第1部】レジー・スミス ボブ・ホーナーほか
日本で荒稼ぎした野球選手

 ヘルメットから溢れ出るアフロヘア、尻をグッと突き出す独特のフォーム。

 実働はわずか2年('83年〜'84年)ながら、元巨人のレジー・スミス(67歳)はこれぞメジャーリーガーという雰囲気が印象深いプレーヤーだった。もちろん、見かけだけではなく、スイッチヒッター史上2番目(当時)の314本塁打をマークするなど、実績も十分。37歳での来日はいかにも遅かったが、それでも1年目は2割8分、28本塁打と好成績を残した。だが、翌年はケガと衰えで出番が激減。'84年オフに引退した。

 レジーが振り返る。

「引退後はドジャースの打撃コーチ兼一塁ベースコーチ、マイナーリーグの巡回コーチをやった。シドニー五輪と第1回WBCの米国代表の打撃コーチもやったな。その傍ら、『レジースミス・ベースボールセンター』を設立して、子供から大人まで、まあ、たくさんの選手を育成したよ(笑)」

 '04年には古巣・巨人から打撃コーチのオファーを受けたが、断った。

「妻が病気の時期とかぶってしまったんだ。ドジャースからも監督の話はあったけれど、経営陣が不安定で全面的なバックアップが期待できそうになかったから断った。将来的には、監督もやってみたいね」

 巨人とは縁がなかったが、日本との接点は作った。'06年、福島県いわき市に「レジースミスベースボール:ジャパン」を設立したのだ。

 原動力となっているのが、日本への感謝だ。

「長島(茂雄)さん、王(貞治)さんと同じ時代に日本でプレーすることができて、本当にラッキーだった。おかげで私は日本の多くのファンに名前を覚えてもらえて、経済的にも恵まれた晩年をおくることができた」

 レジーのように指導者として第二の人生を歩んでいる元助っ人は多い。なかでも、中日ドラゴンズ最強の助っ人と謳われたケン・モッカ(62歳)は、最も成功したうちの一人と言えよう。 

 オークランド・アスレチックスとミルウォーキー・ブルワーズで監督として積み上げた勝ち星は実に525(447敗)!

 モッカ本人が語る。

「日本ではワンダフルな時間を過ごしました。特に印象深いのが'82年のリーグチャンピオンシップです。ジャイアンツとの優勝争いはタフでしたが、最終戦で優勝を手にすることができました。闘う男・星野仙一を中心にまとまった、素晴らしいチームでした」

 最も辛い思い出として刻まれているのもまた、ジャイアンツ戦なのだという。

「'85年9月19日のラストゲームですね。ナゴヤ球場に多くのファンが集まり、私に別れを告げてくれました。チームメイトはもちろん、日本のファンの方々と気持ちが通じていたことが嬉しかったですね。別れは本当に淋しかった。思わず最終回、篠塚(和典)のサードゴロをエラーしてしまったほどです(笑)」

 モッカは現在、地元の公立大学「ウエストモーランド・コミュニティー・カレッジ」の野球部で、コーチとして働いている。子供が成人して巣立ち、夫人と二人暮らし。いつか、日本を訪れるとしたら――

「家族で住んでいた名古屋市内のマンションの周辺、中華が美味しく、街が美しかった横浜に行ってみたいね。可能なら、一人でも多くのチームメイトと再会したい。田尾(安志)、谷沢(健一)、大島(康徳)、宇野(勝)、上川(誠二)、小松(辰雄)、鈴木(孝政)、星野……。全員と会いたい。全員野球で戦うのがドラゴンズでしたから」

 メジャーの監督としてキャリアを積むにあたり、日本で学んだことが生きたとモッカは話す。

「チームでの約束事を守るとか、規律あるトレーニングをこなすとか、喜怒哀楽を表面に出さないことなどを、中日での4年間で身に付けました。監督をやっていくうえで、感情の変化が選手に伝わってしまうのは良いことではありません。自分をコントロールしないと選手がついてこない」











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