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Top > 特集記事 > 芸能・スポーツ > 2012.4.2
特別読み物 楽しかった役者仲間たちとの日々、そしてお別れ 長門裕之 勝新太郎 緒形拳 小坂一也 竹脇無我……みんな逝っちまった
津川雅彦「友を見送るの記」
■息の根を止める決断 ■壮絶な恋もあった
■大きく息を吸って逝った緒形 ■死ぬことはご褒美なんだ
大切な友人たちが次々にあの世に旅立っていく。自分はなぜここに残されたままなのか。70歳をすぎて、津川雅彦は考える。彼らと過ごしたかけがえのない日々を振り返りつつ、たどり着いた答えとは。

息の根を止める決断
「兄貴、おめでとう。死んでよかったなぁ」って、最近、心からそう云えるようになった。

 主治医から「もう心臓マッサージを中止して良いとのご許可を頂きたい」との連絡。兄の息の根を止めるはめに陥ったが、むしろ名誉あるチャンスを与えられたと感謝している。

 長門裕之は、六つ年上のケンカと遊び相手の「兄」、「尊敬する役者」、特殊な辛酸をなめ合ってきた「最強のライバル」。あの天才にこの鈍才が挑み続けたからこそ、今日の津川雅彦があると感謝してる。だから、兄貴は最高の恩人。

 昨年5月21日、俳優の長門裕之氏が肺炎による合併症のため、東京・文京区の病院で息を引き取った。享年77。弟の津川雅彦さんはその日、府中市の病院で心臓のカテーテル術を受けていた。術後、集中治療室に戻ったところへ兄危篤の知らせが入る。

 兄貴は亡くなる前年、解離性大動脈瘤で心臓のバイパス手術を受けた。天皇陛下と同じ順天堂の名医・天野(篤)先生の執刀だったが大手術でね。











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