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Top > 特集記事 > 社会 > 2012.4.9
瀧本哲史×與那覇潤 注目の論客二人が斬る! 「絆」の押し付け、過剰なコンプライアンス、ハシズム…この国を覆う「気持ち悪い感じ」の正体とは?
「ブラック国家」と化した日本
■小さなルール違反を探す人たち ■モラルに訴える統治手法
■現代の奴隷制 ■精神論で乗り切ろうとする国
ルールをやたら作りたがる。互いに監視しあうことをよしとする。気に入らない人間を意図的にルール違反で告発する。自由よりも管理を求め、異物は徹底的に排除する。あげく弁護士に強弁させる。

小さなルール違反を探す人たち
瀧本 最近は多くの企業が、製品やサービスに特徴を生み出せなくなって、より安価であることでしか消費者に訴えられなくなっています。そのシワ寄せが従業員に向かった結果、社員を過酷な労働条件に見合わない安い給料でこき使い、使い捨てるような企業が増えてきました。そのような企業が「ブラック企業」と呼ばれているのです。

 ここには、創業者に対する個人崇拝を強いる会社や、セクハラ、パワハラが横行する会社も含まれます。そして、こうした企業では従業員たちが妙なモラル意識の共有や、厳しいルールの順守、上司への忠誠心を強要されているのです。

與那覇 ブラック企業で仕事に求められるのは何より体力と根性。いくら必死に働いても、スキルが身につくわけではないし、将来の見通しなど立たない、悲惨な労働環境なわけですね。

瀧本 はい。興味深いのは、にもかかわらず、そうした企業の従業員の満足度が高いことなんです。

與那覇 働いている人が、主観的には幸せを感じているということですか。














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