シャッターチャンス24
フィルムをいじめる2

24week_jpg 前頁の分け方以外に、カラーフィルムには内式と外式がある。
外式フィルムは増減感ができないが、内式フィルムは増減感現像ができる。

増減感現像の実際を説明しよう。35m/mでも6X6でも、僕らはポラロイドを使って、露出とライティングをまずチェックする。そして、本番撮影。そして本番現像する訳だが、全て一度に現像はしない。まず、テスト用のロールだけ現像して、増減感を決め、本番用フィルムを流すんだ。このように、撮るとき、現像のとき、それぞれ二重のチェックをするんだ。これを利用すると失敗が減る。試して欲しい。

ポラロイドを持っていなくても、増減感現像はできる。1ロール全部、テスト現像はもったいないから4〜5コマだけテストすればいい。これは、“切り現”といって、プロ用ラボだったらどこでもやってくれるんだ。1本分だけ、多く現像しなければいけないが、これで失敗が防げるんだったら安いもんだ。
これらは、1/3くらいの増減感の話だが、もっと極端な、3段〜4段の現像になると、話は多少違ってくる。3絞り以上は感度というより、雰囲気を出すつもりで使う。実際、感度も思ったようには上がらなくなるんだ。だから3絞り以上は、粗粒子のためだけだと割り切って現像してみるとよい。とにかく、プロラボで出来る限り、フィルムをいじめて新しいテクニックを探そう。



内式と外式
カラーリバーサルフィルムの現像方法の違いだ。外式はコダクローム以外にない。
外式はフィルムの乳剤に発色剤がなく、現像時に発色剤を含んだ発色現像処理を行う。簡単にいうと、現像で外から色を加えるもの。内式は、フィルムの乳剤に発色剤が含まれていて、現像すると色が出てくるものだ。外式の方が変色、褪色に強いと言われているが、最近はそんなに差はない。外式をやっている現像所が数少ないということもある。内式はエクタクローム、フジクロームなどで、現像が早く上がる増減感現像も出来るというメリットがある。

増減感現像
指定されたISO感度を現像処理のときに時間を短くしたり長くしたりして指定感度を、より低くしたり高くりたりしてあげること。ISO100のフィルムを1段減感してISO50にしたり、1段増感してISO200にしたりする。

6X6
画面サイズが60X60ミリ。ブローニーサイズのフィルムを使う。ハッセルブラッドのカメラをプロはよく使うが、これは6X6のサイズだ。

切り現
36枚撮り1本全部を現像するのではなくて、何コマだけを切って現像してもらう。それで、現像をノーマルにするか増感するか減感するか決めるんだ。

粗粒子
フィルムは感度が高くなると粒子が粗くなってくる。増感しても同じで、粒子が粗くなってくる。粗粒子はハードで荒々しい印象の写真になる。


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