＜背景とねらい＞
・トレーディングカードの収集・交換は年齢・性別・国籍を問わず、非常に高い人気を誇り、日本国内においても２０００年に年間８００億円を計上するなど、非常に大きな市場規模となっています。
・このたび、インターネット上に「トレーディング」の場を設けたことにより、ユーザ同士が交流するコミュニティ形成の促進、コンテンツ利用者の大幅な拡大を目指します。
・ウェブトレカは、簡単に素材を商品化することができるため、凸版印刷では、出版社をはじめとするコンテンツホルダーが保有する有力素材の商品化を促すなど、今後もコラボレーションビジネスを拡大展開していきます。

＜「ウェブトレカ」概要＞
・「ウェブトレカ」は、キャラクターやアイドルのカードを収集・交換する「トレーディングカード」のインターネット版です。
・ユーザは、ウェブトレカ販売サイトを通じてカードを購入、自分のカードアルバム上に陳列表示させます。ただし、ユーザは、購入時にウェブトレカのシリーズは選択できますが、個々のカードの絵柄については購入後まで知ることがができない仕組みです。
・カードユーザが購入したカード情報は、すべて「Grami」のサーバが管理します。
・ウェブトレカ購入者は、専用サイトを通じて、ほかのユーザのカードや情報を確認したり、カードを交換したりすることができます。自分の手持ちカードの出品や、欲しいカードの検索、交換のリクエストなどが簡単にでき、いつでも自由にトレーディングを楽しむことができます。
・１件２００円からという手ごろな価格設定と、誰でも利用可能な電子マネー「Edy」（※４）を決済方法に採用しています。

＜「ウェブトレカ」特徴＞
・コンテンツ提供者は、ウェブトレカをカード保有者へプッシュ配信することが可能です。サーバ側で購入者のカード保有状況を管理することができるなど、ＣＲＭやマーケティングツールとして利用することも可能です。
・ウェブトレカは、素材さえあればどの企業でも即商品化が可能なため、ネット市場への参入を容易に実現します。

＜「ウェブトレカ」基本機能＞
●マルチメディア機能
静止画像、テキスト、リンク情報、動画・音声などのストリーミングと組み合わせてネットと連動する情報をカードに付与できます。リアルのトレカ以上の情報をマルチ展開することが可能です。
●専用アルバム
カードを整理保管、閲覧するビューワとして専用アルバムを用意しています。インタフェースとして、台紙画像、裏面表示、パズル形式などを備えています。
●コンテンツ交換サイト
ユーザ同士が保有するカードやその情報を交換することができる、カード交換専用サイトを設置しました。トレカの醍醐味である「トレーディング」をネット上で可能にしました。
●著作権保護機能
専用ビューワのみ画像表示を許可するシステムを採用しているため、購入者以外のコピー、印刷などの不正利用を防ぐことができます。
●画像流通管理機能
発行枚数の制限によるプレミアムカードの販売や、大量パック販売のほか、複数カードをランダムにパッケージングしたランダムパックの販売が可能です。
●顧客情報管理機能
サーバ側でユーザごとのカード購入・保有情報を管理することができます。マーケティングツールとして利用可能です。

＜販売コンテンツ＞
●「吉岡美穂ウェブトレカ」（株式会社ポニーキャニオン提供）
価格：５枚入り２００円、５０枚入り２０００円、オリジナルアルバム５００円
内容：グラビアアイドルの中でもダントツの人気を誇る「吉岡美穂」のハワイで撮影した様々なシーンを提供します。スーパーレアカードには、「吉岡美穂プライベートmovie」が付いています。８月末日までの期間限定販売。
●「ハーフパンダウェブトレカ」（株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ提供）
価格：５枚入り２００円、５０枚入り２０００円、オリジナルアルバム５００円
内容：とぼけた顔がかわいい人気キャラクター「ハーフパンダ」がウェブトレカとして登場！４枚続きで集めて見られる４コマ漫画、占いがあります。
●「ハニカムアイスマンウェブトレカ」（株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ提供）
価格：５枚入り２００円、５０枚入り２０００円、オリジナルアルバム５００円
内容：シュールなイラストが大人気の「ハニカムアイスマン」登場。５枚で１ストーリーです。
●「ガクヤ姫ウェブトレカ」（松竹株式会社提供）
価格：５枚入り３００円、５０枚入り３０００円、オリジナルアルバム無料
内容：タレント・レースクイーンの情報を配信するモバイルサイト・アイドル・エンタメ王国「ガクヤ姫」の配信開始を記念して、榎木らん・二宮理美・坂間恵・鈴木えみ・近藤和美・吉川ひとみ・高濱優子・若菜香里・横須賀まりこの９名のレースクイーンが登場！９枚で１枚の特大写真になるガクヤ姫カードを、オリジナルアルバムに入れて楽しむことができます。

＜販売プロバイダー＞
BIGLOBE、DION、DreamNet、エキサイト、フレッシュアイ、ライコス
※今後販売予定 （@nifty、ASAHIネット、OCN 、ODN、So-net、コジマ・ドット・ネット、セブンドリーム・ドットコム）

＜今後の展開＞
・２００３年春頃を目処に、ＰＤＡや次世代携帯電話などのモバイル端末でもウェブトレカの配信を行っていきます。
・凸版印刷とサイバージーンドットコムは、今後も、凸版印刷が提携する多くのコンテンツホルダーとの関係と、サイバージーンドットコムが提供するGramiのマルチメデイア機能、情報管理機能をいかし、ＣＲＭツール、企業ＳＰツールとしてＢ to Ｂ向けコンテンツとしての利用を視野に入れた新たなビジネスモデルの展開を推進していきます。
・サイバージーンは次世代コンテンツ流通プラットフォームを、今後コンテンツを行っている事業者へ提供し新しいコンテンツの楽しみ方を広げていきます。
・凸版印刷は、今後も、ウェブトレカを商材開発できるプラットフォームとして積極活用することで、さまざまな企業とのアライアンスによる有力素材の商品化を推進し、コラボレーションビジネスの一層の強化を図ります。

以上