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平成11年11月4日
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初年度利用者獲得目標を年間１００万人に拡大
国内大手プロバイダー１０社に対応した決済システム「Cross-bitway」を開発
ＥＣビジネスの強力な武器に
凸版印刷株式会社のネット情報流通事業「Bitway」（ビットウェイ）※は、インターネット上のコンテンツ販売に関して、一台のサーバーで日本の大手有力インターネットサービスプロバイダー（以下、ＩＳＰ）複数社との課金決済を可能にするＥＣシステム「Cross-bitway」（クロス・ビットウェイ）を開発しました。
このシステムの導入に伴い、現在提携しているＩＳＰ６社に加え、来年１月をめどに４社の大手ＩＳＰがBitwayに新たに参加し、大手ＩＳＰ１０社の課金決済に対応していきます。
●今後新たに参加するプロバイダー（予定）
ASAHIネット、NeWeb、Justnet、ODN
●既に開設済みのプロバイダー
So-net・DION・NIFTY SERVE・hi-ho・BIGLOBE・ぷらら （５０音順・敬称略）
これにより、Bitwayのコンテンツ販路は一気に拡大するため、初年度利用者獲得目標を月間５万人に設定していましたが、年間１００万人に拡大します。
＜背景＞
・Bitwayはコンテンツのネット販売に関して、これまでの凸版印刷の実証実験でもっとも販売実績を出し、また今後ＥＣ（エレクトロニックコマース）の核になると予想されるプロバイダー決済に的を絞り、サービスを整備してきました。
・９９年７月１５日の先行サービス開始時は、初年度月間５万人ユーザーの利用を目標にサービスを開始し、立ち上げ３ヶ月後の９９年１０月現在で、すでにその目標数を突破しました。この実績は、コンテンツ購入にプロバイダー決済が適していることを実証しています。
＜ねらい＞
・コンテンツ提供者はBitwayを利用することにより、各ＩＳＰを通じ、より多くのユーザー（ＩＳＰ１０社の会員合計１０００万人）に有料コンテンツを販売する販路を確保できるため、大幅な売上アップが期待できます。
・このたびの販路拡大により、さらなる利用ユーザーの増加が期待できることから、初年度年間１００万人の利用ユーザーの獲得を目指します。
・今後、ＩＳＰはＥＣ（電子商取引）ビジネスの中心的存在になると予想され、今回、日本の大手有力プロバイダー１０社に対応した「Cross-bitway」は、凸版印刷のＥＣビジネスの強力な武器になると考えられます。
＜特長＞
●「Cross-bitway」導入によるメリット
・「Cross-bitway」はプロバイダー決済に照準を絞ったユニークなＥＣシステムです。
・課金システムは各プロバイダー毎に様々ですが、このたび、開発した「Cross-bitway」では、これら多様な各プロバイダー決済システムとゲートウェイ接続し、ひとつのシステムで１０社のプロバイダー決済に対応しました。
・このシステムモデルは現在、特許出願中です。
・コンテンツ提供者は初期費用、月固定費用共に無料で「Cross-bitway」をご利用いただけます。コンテンツ提供者は、サーバー面等での初期費用の心配なく、コンテンツビジネスを実施できます。
・システムの利用料として、一定の条件に応じたロイヤリティをお支払いいただきます。
●コンテンツ提供者のメリット
・コンテンツ提供者は、凸版一社にコンテンツを提供するだけで、この「Cross-bitway」システムを利用したBitwayを通して、プロバイダー１０社に販路が広げることができます。
・独自で各プロバイダーに対応した決済システムを構築しようとすると、多額のコストがかかり、また運用にも多くの人員とノウハウが必要になりますが、コンテンツ提供者は「Cross-bitway」システムを利用することで、より低コストでなおかつ簡単にコンテンツ運用ができ、コンテンツの作り込みに専念することができます。
●ユーザーのメリット
・このたびのシステム開発によって、より多くのプロバイダー会員が有料コンテンツを購入することができるようになりました。
・ユーザーはコンテンツ購入に際して、新たな会員登録の必要がなく、プロバイダーから発行されるID・Passwordをそのまま利用することでコンテンツを購入できます。支払いも接続料の請求に追加され請求されるので、請求が一本化され、簡便です。
＜今後の展開＞
・Bitwayでは、今後もさらに多くのプロバイダーの決済システムに対応し、さらなるコンテンツの販路開拓に努めます。
・販路開拓だけでなく、ポータルサイトと連動した、コンテンツの販促プロモーションやコンテンツ配信環境、マーケティング面等で、コンテンツ提供者を積極的にサポートしていきます。
以上
[参考]
※「Bitway」とは
・凸版印刷が９９年７月１５日から開始したインターネットでの新しいコンテンツビジネスです。コンテンツ提供者がネット上でより効率良く情報を販売できるように、１０００万人ユーザーへのコンテンツ販路を提供しています。
・Bitwayでは、ユーザーへのコンテンツの直接販売や、またネットコンテンツの出版は行っていません。「コンテンツ流通」という、全く新しい独自のポジションからサービスを展開しています。
・現在、コンテンツ購入には数多くの決済システムが存在しますが、Bitwayでは、これまで凸版印刷が行ってきた実証実験の結果、もっとも情報販売に適したプロバイダー決済を採用しています。現在、月の有料課金コンテンツの利用ユーザー数は５万人を超え、「ネット上の課金コンテンツビジネスはうまくいかない」という先入観を打ち破る成果をあげています。
・アクセス数の多い有力検索ポータルサイト（gooなど）と連動し、ＰＲ面でもコンテンツ提供者を強力に支援しています。
・本事業は、各家電メーカーが運営の中心となっているプロバイダーに対してニュートラルなポジションにあり、また有力コンテンツ提供者である出版各社と関係が深い、凸版印刷の独自の企業ポジションを生かして成立しています。
(サービス詳細) Bitway(URL)https://www.bitway.ne.jp/
＜お問い合わせ先＞
※マスコミ関係のお問い合わせ先
凸版印刷株式会社 広報部 生明、古田、相川(TEL:03-3835-5636)
※ ビジネスに関するお問い合わせ先
・ 凸版印刷株式会社
マルチメディア事業部 Bitway事業推進 赤羽（TEL：03-3835-5696）
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