グラフで見る論点
少年凶悪犯検挙数+校内暴力件数+いじめ件数
凶悪犯罪とは、殺人・強盗・放火・強姦のこと。少年の凶悪犯罪は戦後の1950〜60年代にもっとも多く、その後は減りつづけていたのが、近年また増えてきた。凶悪化が問題とされるようになったのは97年に神戸で起きた14歳の少年による小6男児殺害事件がきっかけだ。相次ぐ凶悪事件は、結果として2001年の少年法厳罰化につながることになった。学校では、いじめが減ったかわりに校内暴力が目立つようになり、同時に「学級崩壊」が急増した。97年度の調査開始以来、小学生の校内暴力は増え続けており、凶悪犯罪の低年齢化も問題になっている。
少年凶悪犯検挙数の推移
出典:警察庁WEBサイト http://www.npa.go.jp/ 警察白書
校内暴力件数の推移
出典:文部科学省報道発表 2005年9月22日「生徒指導上の諸問題の現状について(概要)」 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/09/05092704/all.pdf
注1)調査対象・公立小・中・高等学校
注2)1996年までは校内暴力の状況についての調査
注3)97年度からは小学校を加え、調査方法を改めたため、それ以前との単純比較はできない
いじめ件数の推移
出典:文部科学省報道発表 2005年9月22日「生徒指導上の諸問題の現状について(概要)」 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/09/05092704/all.pdf
注1)1994年度からは調査方法を改めたためそれ以前との単純比較はできない
注2)94年度以降の計には特殊教育諸学校の発生学校数も含む
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