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今月の主題 Helicobacter pylori除菌に伴う問題点
主題
Helicobacter pylori除菌後の胃・十二指腸びらん
鎌田 智有
※1
春間 賢
※2
吉原 正治
※3
伊藤 公訓
※3
北台 靖彦
※1
茶山 一彰
※1
田原 一優
※4
河村 譲
※4
※1 広島大学医学部第1内科
※2 川崎医科大学消化器内科II
※3 広島大学保健管理センター
※4 河村病院
【キーワード】 Helicobacter pylori,胃びらん,十二指腸びらん,除菌治療
要旨 当施設で経験した除菌後の胃・十二指腸びらんの頻度は,156例中12例(7.7%)および14例(9%)であった.十二指腸びらんは,除菌後比較的早期に出現する症例が多く,胃びらんは除菌後1年以降にもその発生を比較的多く認めた.両びらんともに胃粘膜萎縮の軽度な症例および除菌成功例からの発生が多く,一過性で無症状の症例が多く,酸分泌抑制剤投与を必要とする症例は少なかった.内視鏡的特徴として,胃びらんは,前庭部に好発する多発性の小斑状びらんの所見を多く認め,次いでヘマチンの付着した出血性びらんを認めた.一方,十二指腸びらんは,球部および球部から球後部に多発する小斑状びらんや地図状~帯状びらんの所見であった.
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