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臨床皮膚科 ISSN 0021-4973 (Print) ISSN 1882-1324 (Online) 66巻13号(2012.12)P.1038-1042(ISID:1412103479)

症例報告
開口障害を呈した側頭動脈炎の1例

菅野 恭子 1
坂井 博之 1
飯塚 一 2

※1 市立旭川病院皮膚科
※2 旭川医科大学皮膚科学教室

【キーワード】 側頭動脈炎,開口障害


要約 70歳,女性.微熱,激しい頭痛,顎関節の疼痛および開口障害が出現し当院を受診した.耳鼻科,脳神経外科,歯科口腔外科を受診したが診断に至らず当科を紹介された.両側頭動脈の腫脹から側頭動脈炎が疑われ,病理組織学的に動脈壁内に肉芽腫性血管炎の像を認めた.アメリカリウマチ学会の診断基準5項目すべてを満たし,側頭動脈炎と診断し,プレドニゾロン40mg/日の内服を開始した.内服後,自覚症状は軽快し,約2週間後に開口障害も改善した.側頭動脈炎の約半数で顎跛行がみられるが,開口障害にまで至ることは稀である.開口障害をきたした症例は,調べえた限り本邦では自験例を含め15例で,そのうち視力障害をきたしたのは3例であった.開口障害や視力障害は血管炎が進行した所見と考えられるため早期診断,早期治療が重要である.

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2013年3月1日
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