 |
研究と報告
うつ病患者の社会復帰に関するSocial Adaptation Self-evaluation Scale(SASS)日本語版の臨床的有用性
中野 英樹
※1,2
上田 展久
※1
中野 和歌子
※1
杉田 篤子
※1
吉村 玲児
※1
中村 純
※1
※1 産業医科大学精神医学教室
※2 医療法人義翔会小嶺江藤病院
【キーワード】 SASS,Depression,HAM-D,BDI,Social adaptation
抄録 社会適応の側面を考慮したうつ病の評価尺度として,Social Adaptation Self-evaluation Scale(SASS)がある。今回,我々はSASSの臨床的有用性についてHamiltonうつ病評価尺度17項目版(HAM-D)およびBeck Depression Inventory(BDI)との比較を行った。大うつ病性障害患者のうち,発病前に就労していた252例を対象とした。対象者にBDIまたはHAM-DおよびSASSを1回施行した。同時に社会復帰の有無についても調査した。その結果,うつ病寛解者においては,調査時に社会復帰していた群は,社会復帰していなかった群に比べてSASS得点が有意に高かったが,BDIおよびHAM-D得点は差がなかった。SASSは,BDIやHAM-Dと比較して寛解したうつ病患者の社会適応能力をより適切に評価する可能性が示唆された。
|
|
|
 |
クリックしただけでは課金されません。 価格は次ページ以降でご確認ください。

|
 |