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理学療法ジャーナル ISSN 0915-0552 (Print) ISSN 1882-1359 (Online) 43巻4号(2009.04)P.355-360(ISID:1551101400)

報告
回復期リハビリテーション病院入院時のFIM総得点が80点未満の脳卒中患者における転帰の予測

池田 真琴 1
桑田 稔丈 1
徳永 誠 2
三宮 克彦 1
中島 雪彦 3
渡邊 進 2
橋本 洋一郎 4
辻 哲也 5
中西 亮二 2
山永 裕明 2

※1 熊本機能病院理学療法課
※2 熊本機能病院リハビリテーション科
※3 熊本機能病院作業療法課
※4 熊本市立熊本市民病院神経内科
※5 慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室

【キーワード】 脳卒中,転帰,FIM,地域連携クリティカルパス


要旨:[目的]脳卒中患者で入院時の機能的自立度評価法(functional independence measure:FIM)総得点が18~79点,80~109点,110~126点の場合で分けた3種類のクリティカルパス(パス)を1年間運用した結果,18~79点の群では自宅退院率が34%と低かった.そこで,入院時FIM総得点が18~79点の群の転帰ごとの臨床像を明らかにし,転帰を予測することを目的とした.[対象・方法]入院時FIM総得点が18~79点の脳卒中患者115例を対象とした.自宅退院群(45例)と非自宅退院群(70例)の臨床像を比較し,入院時FIM総得点と入院時FIMの運動項目の合計点(運動FIM)によって転帰を予測した.[結果]2群間で,入院日数,入院時FIM総得点,運動FIM,セルフケア,排泄コントロール,移乗,移動で有意差を認めた.入院時FIM総得点が18~79点の患者を転帰によって2つに分ける場合,入院時FIM総得点45点で分けると感度は84%,特異度は59%,運動FIM32点で分けると感度は78%,特異度は76%であった.[結語]本研究結果は,脳卒中患者の入院日数をもとに3群に分けたこれまでのパスを,転帰を反映した4群のパスへ修正する際に有用である.

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