ぶちぬき大特集
「踊らにゃソンソン!」【Part1】
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■世界同時株高が来たぞ 株価は1万8000円まで見えた! |
■日本が世界を動かしている |
■「勝率75%」の投資法 |
■「儲かるようにできている」 |
■素人でもできるプロの手法 |
■実名30社 ボロもうけしている 外資系ファンドが買っている日本株が分かりました |
■「秘中の秘」の極秘資料 |
■「選別」が始まった |
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日本の復活を世界が待っていた。今、世界中のマネーが、デフレ脱却を目指す日本へと流入し始めている。「日本で儲けよう」という大ムーブメントが日本株を押し上げ、世界経済を牽引しているのだ。 |
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全世界にアベクロ・ショック――給料もボーナスも上がり出した
世界同時株高が来たぞ 株価は1万8000円まで見えた!
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日本が世界を動かしている
全世界が株高に沸騰している。この動きを専門家たちは、「グレートローテーション」などと呼ぶ。リーマンショック以降の経済危機によって低迷してきた世界のマネーが、一転、急拡大と急加速を始めたのだ。
この端緒となったのは、間違いなく日本のアベノミクス、アベクロ・バブルだろう。腐っても世界第3位の経済大国である日本が、「もはや衰退していくのみ」という悲観論を跳ね返し、力強く回復を始めた。この事実が世界の投資家を刺激し、停滞を打ち破って行動に駆り立てる原動力となっているのである。
デフレ膠着の旧来政策を大転換し、インフレターゲットと金融緩和、財政出動と成長戦略で、「失われた20年」からの脱却を目指すアベノミクス。日経平均株価は、3月7日に約4年5ヵ月ぶりに1万2000円台を回復。その後、調整はあったものの上昇を続け、一時は1万2500円近くまで上昇した。
日本市場だけではない。米国では、ニューヨークのダウ平均株価が3月5日に史上最高値を更新した後、1万4400ドル付近の高値水準で推移。日本は数年ぶりのレベルを取り戻したに過ぎないが、米国市場は、日本以上の“お祭り騒ぎ”になっている。
「アメリカ経済の復活のポイントは、低迷している消費が復活すること。そこに大きく寄与するのがシェールガス革命です。すでに雇用統計は順調な回復を見せていますが、おそらく本格的に回復するのは来年からでしょう。アメリカは力強い景気回復に向かっています」(アセットベストパートナーズ代表でエコノミストの中原圭介氏)
海外に目を向けると、日米のみならず各国の市場が近年にない活況に沸いている。ここ数年、債務危機に陥って低迷していた欧州でも、経済の中心・ドイツやイギリスの株価が堅調に推移している。
「新興国も強い。特に東南アジアです。インドネシア、ベトナムが堅調ですが、特にフィリピン、タイが力強く成長しています。タイでは年間140万台以上の自動車が売れていますし、不動産も順調に値上がりしています。フィリピン株も好調ですね。史上最高値を更新し続けており、今後のGDP成長率は約7%で推移していくでしょう。
フィリピン株はインデックスの格付けが現在ダブルBプラスですが、もう一段階上がると『投資適格』級になります。そうなれば、世界中の年金資金がさらにフィリピンに流れ込むでしょう」(S&Sインベストメンツ代表の岡村聡氏)
タイ・バンコク市場も3月13日、なんと19年ぶりの高値を記録。今まで、そうした巨額の資金がどこに眠っていたのか不思議なほどの勢いで、各国の株価が急上昇しているのである。
みずほ証券リサーチ&コンサルティング投資調査部エコノミストの折原豊水氏もこう解説する。
「インドネシアでは、一人あたりのGDPが3000〜4000ドルに上がってきています。これは自動車、バイクなどの耐久財がどんどん売れる水準になってきたことを意味します。
東南アジア全体で約6億人、インドネシアで2.4億人。この市場を狙って外資系企業がどんどん東南アジアに進出しています。もちろん日本企業も、自動車、電機、コンビニなどのサービス業、さらに医療分野まで、インドネシアなどに進出を始めているのです」
こうして世界を駆け巡るマネーが、中でも期待が集まる日本に流入し、ますます日本市場が活気付く。これまで負の連鎖ばかりに苦しめられてきた日本が、急転、20年の時を経て“世界の中心”に返り咲こうとしているようだ。
ではその日本株は、これからどこまで上がり、どこまで期待できるのか。経済・金融アナリストの津田栄氏はこう語る。
「目先では、日銀総裁が黒田東彦氏に決まって新体制がスタートし、政策決定会合を開催して大胆な金融緩和の実施を発表すれば、さらに円安になり、株価も上がります。為替は1ドル=95円を超えたので、次は100円を目指すでしょう。日経平均も当面、1万3000円を目指す展開になると思いますが、そこを超えると、さらに1万5000円、1万8000円を目指すという声も強まっていくことと思います」
奇しくも、'07年の第一次安倍政権時の日経平均が、1万8000円台だった。当時は「2万円を目指す」と言われていたところで安倍首相が体調不良で力尽き、株価が急落していったが、今回は、そのリベンジが成るのかもしれない。
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