永久保存版 週現スペシャル あなたはご存知ですか
大研究 人間、死んだらどうなるのか
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■これが「死後の世界」だ |
■天才科学者の研究結果 |
■「輪廻転生」はある |
■ノーベル賞・山中教授の「死生観」 |
■「死は存在しないのだ」 |
■天国に行くか地獄に堕ちるか |
■もう怖くない さあ、「死後の世界」へ |
■お釈迦さまはこう考えた |
■「あの世」は確かにある |
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釈迦も、孔子も、実は「知らないことは説かない」と口を閉ざしていた、死後の世界。この人生が終わった先に待つのは完全なる無なのか、新たな生なのか。人類が抱く究極の難題をいま考えてみる。 |
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第1部 医者、科学者が明かす
これが「死後の世界」だ
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「私は、法医学者としてこれまで2万体のご遺体を検視してきました。そのなかで、初めは死はナッシングと思っていた。次から次へご遺体を扱うから、想いを残していたら心が重くなる。宗教も関係ない。事件解決のことだけを考えていた」
変死した人の司法解剖などを行う東京都監察医務院長を務めた法医学者の上野正彦氏はこう語る。
我々は、誰でも必ず、いつかは死を迎える。では、いったい、人間、死んだらどうなるのか。
人並みならず合理性を重んじる医師や科学者たちは、一見こうした問題をあたまから否定するように思える。だが上野氏はこう続ける。
「ところがあるとき、非業の死を遂げた方々を通じて、自分も何かあの世を感じているところがあったんだと気づいたんです。ナッシングと思いつつ、本当はナッシングではなかった」
きっかけになったのは、愛犬の死だったという。
「家内が亡くなり、その後に子犬の頃から15年飼っていた犬も死んだんです。私の布団で寝ていた、その犬の死体を見たら、孤独感が湧き上がってきた。
そして、自然と『私の両親もあの世にいるから、きっとお前を可愛がってくれるよ』と心のなかで声をかけていた」
その後、自分が検視した人々の死後にも思いを馳せるようになったという。
「新聞記者に、『先生は死の真相を明らかにして、死者の人権を守ってきた。きっとあの世に行ったら、2万人の人に花束を持って出迎えられますよ』と言われてびっくりした。たしかに、私はいままで死者のためにしか仕事をしてこなかった。だから、死というものは私にとって孤独でも寂しくもない。あの世に行ったら、その人たちと楽しく再会したいと思うようになった」
きっかけはそれぞれだが、実は世界中の医者や科学者が、上野氏と同じように死後の世界の存在を直感し、思索を巡らせている。
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