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Top > 特集記事 > 社会 > 2013.6.17
急増中
夫のスマホから盗撮画像【パンチラ】が出てきて…妻たちは許すのか、許さないのか
■一度やったらやめられない ■みんな悩んでいる
■それ、犯罪ですから ■奥さんが叱ってもムダ
「浮気は携帯からバレる」そんなことを言っていた時代は牧歌的だったのかもしれない。今や、「スマホで犯罪がバレる」時代になった。決定的証拠を目の当たりにしたとき、さあ、妻たちはどう出るか。

一度やったらやめられない
 きわめて社会的地位の高い二人の男が、昨年、続けざまに盗撮で捕まったことは記憶に新しいだろう。

 一人は日本IBMの元社長、もう一人は大阪地裁の裁判官だった。

 IBM元社長は取り調べに「盗撮に興味があった」と告白、裁判官にいたっては「どんなパンツをはいているか知りたかった」と、一歩踏み込んだ動機を吐露している。元社長は駅のエスカレーターで、裁判官は電車内で、ともに女性のスカートの中を盗撮した。

 女性のパンチラへの「興味」を抑えきれず、盗み見てしまったがために、二人の男はそれまで築き上げてきた地位と名誉を一瞬にして失ったのだ。

 かくも支払う代償が大きいのに、それでも盗撮に走る男たちがいる。大手企業に勤めるAさん(42歳)もその一人だ。

「最初は本当に出来心でした。早朝の乗客もまばらな電車で、向かいに座った女子高生が足を開いて爆睡していたのです」

 眼福、と眺めていたAさんはふと、スマホの存在を思い出した。

「そうか、スマホならこの光景を記録できるのか」

 そっとスマホを取り出して、動画の撮影開始ボタンを押す。それが運命の分かれ道だった。

「一度そうやって成功すると、エスカレートするんですね。次は階段、次は本屋さんと……。いつか破滅するのでは、という恐怖はあるけど、自分の理性ではもう、止められない」

 警視庁の調べでは、'11年に摘発された盗撮事件は263件で、前年より30%も増加している。その背景を総合探偵社スプラッシュの今野裕幸代表はこう分析している。

「まずスマホの消音アプリの存在がある。盗撮防止のため携帯キャリアは必ずシャッター音が鳴るように設定されていて、ガラケーでその音を消すにはハードを改造するしかなかった。でもスマホでは、消音アプリが何種類もリリースされて、無料でダウンロードできるものもあります。

 さらに、カメラを起動するとヤフーやグーグルの検索画面が表示され、その状態で撮影ができるアプリまである。こうしたテクノロジーの進化が盗撮を助長している側面は確実にあるでしょうね。

 捕まって表沙汰になるのは氷山の一角。バレずにやり続けている人が何十倍、何百倍もいるのではないでしょうか」














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