芸能・時事・政治ネタ。スクープ満載 男のWebマガジン『週刊現代オンライン』
週刊現代オンライン
Top > 特集記事 > 風俗 > 2013.6.24
誰でもできます
新研究「口でするセックス」――これを読むと人生観が変わります
■今夜は最高! ■快感が押し寄せてきた
■何度も達してしまう ■新しい性生活が始まる
今や社会現象となっている「60歳からのセックス」。関心は高まる一方だが、「相手がいない」と悩む人も多い。だが、灯台下暗し。一番の理解者であるはずの妻とのセックス改革を考える。

今夜は最高!
「妻とのセックスが遠ざかったのは子供が生まれてから。そっちに手がかかるようになって、夫婦というより家族になってしまった」

 そう話す会社役員の細田正志さん(59歳・仮名。以下同)に転機が訪れたのは2年前だった。次男が地方の大学に進学することになり、夫婦で入学式に出席。その帰途、せっかくだからと近くの有名な温泉に立ち寄ることにした。混浴の露天風呂に入ると若いカップルがいた。若い女性の湯をはじく肌を盗み見するうち、

「下半身がむずむずしてきてね。そんなとき、ふいに『子供のためにも私のためにも長生きしてね』と妻に言われて、なんだかジーンときたのです」

 と細田さんは言う。

 食事のあと、妻のことが無性にいとおしくなり、後ろから抱きしめた。

「妻は『どうしたの?』と戸惑った様子でしたが、そのまま無言で抱き続けました。勃起が十分ではなく、射精までいきませんでしたが、とても満たされた。終わって妻から『ありがとう』と言われ、私も『ありがとう』と答えました」

 以後、ごはんをよそってもらったり、新聞を渡してくれたり、ちょっとしたことに「ありがとう」と言えるようになった。夫婦の性生活も変わった。

「そうすることで、妻とゆったりとセックスできるようになりました。中折れしたら中断して会話を楽しむ。回復すれば再開するし、ダメならそのまま寝ればいい。回数は月1回程度ですし、毎回射精するわけじゃないですが、これが気持ちいいんですよ」

 60歳を過ぎれば、時間もお金も余裕が出てくる。これからの人生、死ぬまでセックスを楽しみたい。そう思ったとき、そのパートナーは大半の場合、長年連れ添った妻になるだろう。

 だが、セックスレスの期間が長ければ長いほど、妻と「やり直す」のは容易ではない。性生活はなくとも、家族として互いをいたわってきた。仲も悪くない。それなのに自分が「もう一度、セックスを」と求めたばかりに、この安定していた関係が崩れてしまったら――。

 そう悩む人々にとって、細田さん夫婦が「ありがとう」という言葉一つで性生活を取り戻したことは多くの示唆に富んでいる。妻にどんな言葉をかければやり直すことができるか。セックスの最中にはどんな言葉をかければいいのか。そして、それを一度きりで終わらせないためには、どんな言葉が有効なのか。

 逆に言えば、子作りという目的が終わった後の夫婦のセックスは「口でする」と言えるほど、言葉が大きなウエイトを占めるのだ。

 ハーバード公衆衛生大学院リサーチフェローの産婦人科医・吉田穂波氏によれば、「ありがとう」は重要なキーワードだという。

「人間の本能には食欲、性欲、睡眠欲がありますが、その上に承認欲というものがある。これは他人に褒められたい、認められたい、という欲求。セックスレスの夫婦ほど、お互いの承認欲求が満たされていない。男も女も承認欲求が満たされると、心と体が自然に開いていきます」











この続きは会員になるとご覧いただけます。
面白コラム満載!会員登録をすると「連載・コラム」はご覧いただけます
TOPページへ

「週刊現代オンライン」は、『週刊現代』より厳選した記事を掲載しております。
会員になると、コンテンツ一覧にある記事をすべてご覧いいただけるほか、過去のバックナンバーもご覧頂けます。

本ホームページに掲載の文章・画像・写真などを無断で複製することは法律で禁じられています。
すべての著作権は株式会社講談社に帰属します。週刊現代・週刊現代Onlineに関するご意見、ご感想は [email protected]
iPad/スマートフォンから閲覧された場合、一部の画像が正しく表示されないことがございますが、掲載記事はすべて閲覧することができます。