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Top > 特集記事 > 経済 > 2013.6.17
官邸が震える 本当に残念!
「株価1万円割れ――安倍退陣」という悲しい予測
■ブラックマンデーに匹敵 ■初期消火に失敗した
■「結局は経済オンチなのか」 ■このままでは本当にやばい
■参院選で勝ってもムダ ■日本株 これが正しい見方
■日経平均はいくらになるのか ■減税はあるのか
■安倍政権はいつまで続くのか  
すぐに弾ける空気の玉をバブルという。アベノミクスは中身がぬけてバブルになってしまったのか。失望は株価と政権支持率を直撃する。次に消える“泡”は安倍政権そのものかもしれない。

ブラックマンデーに匹敵
 日本人にとっては大いなる悲劇だ。日本経済の再生に向けた起爆剤になるはずだったアベノミクスが、大コケしようとしている。

「日経平均株価は今年5月22日に1万5627円となり、世界金融危機が始まる以前の'07年12月27日の1万5564円を超える水準まで戻っていました。しかし、翌日から株価は急落、6月7日までの12営業日で17.6%下落。これは大震災や金融危機が起きた時とさほど変わらない下落率で、“暴落”に近い」(ビジネス・ブレークスルー大学教授・田代秀敏氏)

 安倍首相や菅義偉官房長官ら政権幹部は、「株価に一喜一憂しない」「(高値からの)調整は当然」などと、虚勢を張っている。

 だが、そうだろうか。

「5月23日からの暴落で日経平均は高値から約22%(6月13日時点)下落しました。これは'87年のブラックマンデー(23.0%)に匹敵するものです。相場に与える影響は大きく、その日を境に市場の雰囲気も変わりました」(カブドットコム証券投資情報室チーフストラテジスト・河合達憲氏)

 今回の株価暴落局面で、アベノミクスは「3重」の意味で大きく信用を失墜してしまった。

 ひとつは、イケイケの相場に気をよくしていた投資家やそれを見ていた人々に、「危ない」と印象付けてしまったこと。これで、以前のように続々と新規の投資家が現れ、株価がどんどん上がる状況はなくなった。市場全体が意気消沈してしまったのだ。














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