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Top > 特集記事 > 政治 > 2013.12.2
ぶちぬき大特集 徳洲会から5000万円の「お・も・て・な・し」
さらば、猪瀬直樹 2020年東京五輪に泥を塗った大バカモノ
■安倍官邸が検察に差し出した猪瀬都知事の「クビ」 ■調子にのりすぎた
■政治生命は絶たれた ■5000万円の「お・も・て・な・し」 「徳洲会」は何でカネを出したのか
■証言が移り変わる ■元金庫番が暴露した 徳田虎雄マネーをもらった「大物政治家」の名前
■検察は証拠を握っている ■愛人が続々登場「私にも言わせて」
■死んだ妻まで利用する ■「東京五輪」への悪影響 こんなにたくさんある
■年内辞職で「都知事選」へ ポスト猪瀬は舛添か、小泉か  
将棋で言えば、完全に「詰み」である。疑惑を晴らすための会見で、次々に新たな疑惑が飛び出し、出所不明の「借用書」を振りかざす。権力とは、こうも人を変えてしまうのだろうか――。
【1】これを読めばすべての疑問がとける
安倍官邸が検察に差し出した猪瀬都知事の「クビ」

 いま東京地検特捜部で、実際に捜査に当たる現場担当検事たちの間では、「イノシシ」「タイガー」「小タイガー」といった隠語が飛び交っている。

 それぞれ、イノシシ=猪瀬直樹都知事、タイガー=徳田虎雄徳洲会前理事長、小タイガー=徳田毅たけし衆院議員を指すのだという。東京地検の現役検事が語る。

「イノシシの告発状が届いて、小沢一郎の陸山会事件の調書捏造問題など、ここのところ失態続きだった特捜部が雪辱に燃えています。一時は特捜部廃止論まで出ましたからね……。上層部は日本の首都のトップ、しかも東京五輪開催が決まっているだけに立件に及び腰ですが、これだけマスコミが騒げばうやむやにはできません。早期に家宅捜索できれば、“牡丹鍋”(逮捕)も見えてくる。失地回復のチャンスです」

 都知事選出馬表明の前日に、徳洲会側から5000万円を受け取っていたことが発覚してからの猪瀬氏の発言は、誰が見てもお粗末だった。作家らしく「ファクト(事実)とエビデンス(証拠)を重ねる」が口癖だった猪瀬氏だが、いまや口を開くたびに恥を重ねているだけだ。

 しかも、証拠として記者たちの前で振りかざしたのが、猪瀬氏の署名と金額だけが手書きで書かれた例の「借用証」というのだから、信じろというほうに無理がある。

 なんとしてでも知事の座にしがみつこうとする猪瀬氏だが、安倍官邸はこの醜態を苦々しく見つめている。














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