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王の夢・ルートヴィヒII世  The Kingユs Dreams ; Ludwig�
19世紀の末、ヨーロッパは王制の落日を迎えていた。ドイツ・バイエルン王国の第4代国王として生まれたルートヴィヒII世(1845-86)は、その終末を象徴するかのような悲劇の生涯を送った。
幼くして父王の城、ホーエンシュヴァンガウで過ごし、その城の壁画に描かれた中世騎士伝説とその世界を音楽で描くワーグナーに心酔してゆく。
母ゆずりの美貌と長身で、18歳で王位につくと国民の人気を得た。しかし、政務に関心がなく、国費をワーグナーの招聘と演奏会に投入し、やがて国民の信頼を失っていった。
王制の落日を前に王は、現実から逃避し、バイエルン各地に莫大な費用を投じて、城や劇場を築き、そこに閉じこもり、演奏会に明け暮れた。現実世界を離れて、宇宙を飛翔するかのような孤独な生涯だった。
幽閉されたベルク城の近くで溺死体で発見され、40歳の生涯を閉じるが、その死は謎につつまれている。
幻想と退廃を極地にまで高めた王の美学は、各地に残した城に、今もその生々しいほどの息づかいをうかがわせている。

ニュンフェンブルク城
公開中

ヘレンキームゼー城
公開中

リンダーホーフ城公開中

ノイシュヴァンシュタイン城
公開中

ベルク城
2月7日公開