竹村会 会員企業にみる“躍進”の秘密
プロフィール:
「日航時代、私は社長の考えや会社の方針なんて頭に置いていなかった。日常英語だって話せる、飛行機のなかではニコニコきびきび。それで仕事ができると勘違いしていたんです」
やがて結婚をし、幼稚園の経営に10年間携わったあと、後輩の元スチュワーデスが営む人材会社へ。過去の実績と経験を活かしながら企業内研修の講師をするうちに、売れっ子となった。そして八七年に(株)フジタスを設立。おもに企業研修や人材育成、コンサルティング、講演会などを行なっている。
「女性は未開拓の経営資源。でもずっと放っておかれて育てられていません。雇用機会均等法に則って女性を突然活かそうとしても、泳げない人を海に飛び込ませて溺れさせるようなもの」 女性の意識向上と戦力アップのために、ネットワーキングの構築にも力を注いでいる。
「男性の場合は、必ず外に出る。同異業種との交流を通して自分の会社を見ることができますが、女性は自分の立場からしか見ることができないんです」
企業側、男性側にも立ちながら、女性の視野を広げられる交流会が(株)フジタスの特徴である。
女性にとっては厳しい評価である。しかし藤田さんは、さらに「入社5年、10年経った大企業の女性社員が、給料のぶん働いているかというと、企業のジャッジはノーです」と指摘する。
「できればこの人たちを辞めさせて、新人を2人採用したほうがいいというのが企業の本音。でも、そう簡単にクビを切れない。だから採用してしまった人たちにワンランクアップして頑張ってもらえれば、男性も会社も楽になる」と断言する。
もともと知識と能力の面では男女差はない。むしろ社会のスタートラインに立ったときは、女性のほうが能力が高いという。それがなぜ3年経つと逆転するのか。男性は社会に出た時点で、すでに先の先まで見ているのに対して、女性は目先のことしか考えていない。しかし、長い間放っておかれた女性が、そうなるのも無理はない。
本来の事業とは無縁のようだが、企業の研修で女性の健康が非常に蝕まれていることを目の当たりにした。
「研修が進まないんです。男女雇用機会均等法によって、何の訓練も受けていない女性が急に矢面に立たされ、ストレスがたまっているんでしょう」
安全で無害なリフレクソロジーを、日本に定着させるのが藤田さんの当面の目標である。
藤田さんの講演はウーマンリブが握りこぶしで叫ぶものとは全く違う。女性の立場に立ちながら、男性や会社の立場もふまえた広い視野からの発言は、男性の支持も得ている。
少しずつ実績を重ね、地道な努力を繰り返すこと−−。ビジネスの世界でも、家庭と仕事を両立させるためにも必要なことを、みずから実践している彼女自身の存在が、多くの女性を勇気づけている。
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