とにかく、写ってしまう。AFカメラは、こんなひと言で言えてしまう、便利なカメラだ。これを見のがす手はない。なんていったって女性を撮るのは、双方が気分がいいのが一番なのだから。
僕は、カメラのマニュアルを読むのが好きだ。あの、数字だらけのマニュアルを読んでいると、次々と画面が浮かんでくる。素早いAFというコピーだけで、36枚のガチピンの浜辺を走る女の子が見えてくる。もちろん、今のAFスピードには限界がある。36枚のガチピンは無理かも知れないが、絶対1枚は撮れる。だから試す。AFカメラは、まず試す、これが大事なんだ。複雑なマニュアルを楽しんで、ひとつひとつ自分のものにするんだ。そうすれば、写ってしまうカメラから1歩進んで、感じたまま、見たままを写すカメラになるんだ。
AFカメラを使うと、最初は写したものが中心になってしまうだろう。これを征服するのが、最初の課題だ。はじめは、どうしてもAFの作動するのが中心だから、ピンが合ってしまうと、うれしくてシャッターを押してしまう。1ロール目はまあ仕方ない。しかし、2ロール目からは考えよう。AFロックボタンを使って、彼女を中心からずらすことだ。そして、フレーム全体をよく見ろ。フレーム外のシャッタースピードを絞りまで見ろ。ただし、それを素早くすることだ。これをマスターすることで、AFカメラの楽しさは格段に拡がる。これが完全にできれば、君は日の丸構図から開放されるんだ。
そして、もうひとつは動くことだ。今まで、動きながらシャッターを切ったことはないと思う。フォーカスはカメラにまかせて動くことだ。どんどん彼女のまわりをまわってシャッターを押し続けるんだ。そうすれば、新しい写真を感じることができるはずだ。
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