二〇一〇年(平成二一年)の南アフリカW杯で、日本代表はベスト4を目指すのだそうだ。 チームの愛称はサムライブルー。 マタニティーブルーみたいだ。鬱病で切腹。そうならなければ良いのだが。 ベスト4は無理だと思う。 だって、せっかく岡ちゃんが精一杯背伸びをしているのに、記者さんたちは出る杭を打つばかりで、誰も本気にしていないから。 せめて、足の裏をくすぐってあげるべきだと思う。そうすれば飛び上がるかもしれないのに。
〇九年シーズンのナビスコ杯決勝戦後の表彰式で起こった出来事を記憶しておいでだろうか。 ざっくり言えば、決勝戦で敗れた川崎フロンターレの選手のうちの幾人かが、ふてくされた態度で表彰式に臨んだということだ。 表彰式は、「優勝チームおよび準優勝チームの顕彰」と、名目上はそういうことになっている。が、フロンターレの選手の立場からすれば、「たったいま行われたゲームで敗北した自分たちが観衆の前でさらし者になる舞台」だった。 で、彼らは、型どおりにふてくされた。首にかけられたメダルをその場で外し、主催者との握手を拒否し、ガムをくちゃくちゃさせ、観客席の手すりにもたれて遠くを眺めた、のである。映像を見ると、まるでチンピラだ。ひどい。 当然、協会幹部は激怒した。 「鬼武チェアマンは『負けたのは己の責任。許せない態度だ。賞金(二位=五〇〇〇万円)を返してほしいぐらいだ』と怒りをぶちまけた。日本協会の川淵名誉会長も『あれではバッド・ルーザー(悪い敗者)、いやワースト・ルーザー(最低の敗者)だ』と激しい口調で言った」(日刊スポーツ〇九年一一月四日付) 同感だ。彼らの態度はスポーツマンとしてあるまじきものだった。 しかし、だ。 批判を承知で述べるなら、あの程度の逸脱は笑って受けとめてあげないといけない。でないと、日本のサッカーはますますやっかいな袋小路に入り込むことになる。いや、既に入り込んでいるのかもしれない。羊の小腸みたいな隘路に。
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