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臨床検査 ISSN 0485-1420 (Print) ISSN 1882-1367 (Online) 56巻9号(2012.09)P.1011-1017(ISID:1542103138)

シリーズ-感染症 ガイドラインから見た診断と治療のポイント・5
C型肝炎

荒瀬 康司 1
熊田 博光 1,2

※1 虎の門病院肝臓センター
※2 虎の門病院肝臓センター分院

【キーワード】 C型慢性肝炎・肝硬変,インターフェロン,リバビリン,ガイドライン


はじめに
 C型慢性肝炎・肝硬変では抗ウイルス療法により肝炎ウイルスが排除された際には肝炎は鎮静化し,非代償性肝硬変への移行,さらには肝癌発症が激減する1).ウイルスが排除された場合にはこのような肝病変の改善に加え,肝外病変としてC型肝炎ウイルス(hepatitis C virus;HCV)に関連した悪性リンパ腫の発生,糖尿病発症なども抑制される2,3).さらには栄養状態の改善などより骨折などの発症抑制がみられる4).このようにHCVが排除された際には,肝病変および肝外病変の改善により生命的予後も延長する.したがって現在のC型慢性肝疾患の診療に際しては,ウイルスを排除しうるか否かがまず第1に重要となる.したがってC型慢性肝疾患の治療ガイドラインとしてはウイルス排除を念頭に置いて記載されている.
 本稿では,2012年度のC型慢性肝炎・肝硬変のガイドラインにつき記載していく.


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