《天地の理》

私たち人間や、その営みを含めた森羅万象の全てが大宇宙大自然の一部です。
天と地の間はざま(空間くうかん)、過去と未来の間(時間じかん)、人と人との間(人間じんかん)に生まれ、やがてその生命の終わりがくるときまで生きていく...それが私たち人間の人生です。
私たちの生活は、紛れも無く大自然の営みの一部であり、その連鎖の中に組み込まれているのです。
『天地自然の理法に順応するものは栄え、逆らうものは滅びる』
これが運命学の根本思想であり、不易(ふえき)の定理です。天地自然の理法を知り、それに『順応するもの』であろうとすること。そのための方法を考え、実践していくために必要なのは正しい運命学の知識と『興運』という姿勢です。
《運命学》

運命学とは、専ら『運』についての智慧を結集した学問です。そこでは『天地自然の理法』を極めること。そしてこの理ことわりに照らして『いかに生まれたか』を知り、『どう生きるか』を考えることが最も重要なテーマです。
私たちは生まれ方は選べませんが、生き方は選べます。同様に、私たちは関わる運を選べないときであっても、運との関わり方、対処の仕方を選ぶ事はできるのです。
《運も実力の一部》

何事も、結果が生じる前は、後にその結果を生じるであろう『可能性』です。
可能性(素質)が結果(実力)という現実に変わっていく過程では、『意思』と『行動』と『運』の三つの力が作用します。
『誰が』『何を(なぜ)』『いつ』『どこで』『だれと』『どのように』『どうする』か...で結果が生じます。結果が生まれる過程で、『運』が関与するのは、
『誰が』 ...主体となる人
『いつ』 ...行動のタイミング
『どこで』 ...行動の舞台や方向
『だれと』 ...行動の対象やパートナー
の部分です。これは、言い換えれば、主体である人の『内在する運』に、外から加わる『天の時...時の運』『地の利...地の運』『人の和...人の運』が備わっているか否か、ということです。
《興運のススメ》

『興運』という姿勢は、これら『運』が関わるすべての要素において、より良い運の選択と、より的確な運への対処を心掛けることです。それは、自己に関わるより善良な『運』の環境を築き、整え、維持していくための行動でもあります。
『興運』とは、自己の運命と人生を切り開き、明るい未来を創造するための生き方に他なりません。
『天地自然の理法に順応するもの』として、より良い人生を生き、より望ましい結果を得るために、運命学を活用し『興運』の道を歩むことを提唱します。