シャッターチャンス17
レフ板を使いこなせ

17week_jpg いま君たちが見ている写真の8〜9割は、レフを使って撮られているはずだ。それが浜辺でも、室内でも、スタジオでもだ。ということは、レフを使いこなせないと、プロに近い写真を撮るのは難しいと言っても過言ではないかも知れない。

レフは、まず大きく2つに分かれる。レフ板が主光源となる場合と、補助光になる場合だ。君たちが写真を見てすぐにわかるのは、この主光源の場合だ。

これは、簡単にわかると思うが、大切なのは、背景の明るさに対して人物に当る光が、強いか、弱いかだ。これで、上りはすいぶんと違う表現になるのだ。波打ち際に立つ女のコ、半逆光気味の太陽。女のコには、ほとんど背景の露出と同じくらい強い銀レフの光。きっとこのシチュエーションでは、浜辺にスックと立つ強い女のコが写るだろう。また銀レフを白レフに変え、背景を2絞りぶんくらい上げて撮ると、ほとんど反対に近い表現となると思う。このように、レフを主光源にするときは、背景までジックリ考えて使わなければならないんだ。

つぎは、補助光とする場合だ。補助光にする場合は、じつに多種多様で複雑だ。だから、使っていてもわからない場合が多いはずだ。その代わり、セオリーなんてのもない。基本的には暗いなって思うところに置けばいいんだ。もちろんこれでコントラストの調子が変わったり、つぶれてしまいそうだったシャドウ部がしっかり出たりする。もう1つ大事なのは、カラー撮影のとき、まわりの芝生などのグリーンや、壁の色からくるイヤな色かぶりも防いで、肌色の調子を整えることができる。

使い方のコツとしては、補助光の場合、とにかく画面ギリギリに置くことだ。遠くにポツリなんてのは、なんの効果もないことを覚えておいて欲しい。それに、レフ板こそ機材の中で、最も簡単なもの。ぜひ、手作りで作って欲しい。白い布1枚、アルミホイル、ケント紙なんでもよいのだから。

露出はAEカメラでよいが、レフ板の位置や強弱は、機械まかせにはできないんだ。だからこそ、ここでほかのカメラに差をつけろ。わかれば、確実にうまくなるはずだ。



主光源
メインライトとも言う。被写体である女の子を照明する主になる光源。被写体に決定的な効果を与える光線だ

補助光
サブライト。主光線とのバランスをとり、シャドウ部の光量不足を補ったり、邪魔な影を消したりするための光だ。補助光で立体感を出したりも出来る。

シャドウ部
光の当っている部分は、ハイライト部(明部)と言い、影になっている暗い部分をシャドウ部と言う。最も暗い部分をディープシャドウ、最も明るい部分をハイエストライトと言う。

コントラスト
被写体の明暗の対比のことで、明暗の差がある場合は、コントラストが高いとか強いとか言う。明暗差がない場合は、コントラストが低いとか弱いとか言っている。


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