シャッターチャンス29
スタジオ撮影 ライティング

28week_jpg 君たちは、プロのようなストロボライティングは不可能だと思ってはいないか。だが、工夫次第で普通の手持ちストロボで柔らかく体のまるみがでるライティングが簡単に出来てしまうんだ。但し、ひとつ制限がある。最近のAFカメラに多いが、専用ストロボ用のアクセサリーシューだけで、シンクロ・ターミナルの付いていないものだと、多少の改造をしないと無理なんだ。なぜかと言うと、このライティングは、カメラと光源を離さないと無理なんだ。

説明しよう。用意するものは、手持ちストロボ、3m位のシンクロコード、それに、無地、乳白色の折りたたみ傘だ。開いた傘の柄に、傘の内側に向け、ストロボをテープで固定する。これであの柔らかく、それで体のまるみの出るライティングが出来るんだ。ストロボを被写体に向けて反射光でのバウンスライト。それと傘の内側が、向く、透過光のライティングの2種類だ。しかし、ストロボ光は、目で確認できない。これだけでは、微妙な体のふくらみに、うまく光を向けられない。だから、300W位のフラッドランプをストロボと同方向で、なるべくストロボに近く、つけるんだ。これをモデリングランプにして、いよいよ撮影開始だ。

まず、バウンスまたは、透過のライトを正面から、徐々に、左右どちらからでもよいから横へ、移動させる。この時、注意するのは、君は必ず、カメラ位置にいなければいけない。彼女の横方向の光がまわるに従って、彼女の体のふくらみに変化があるのがわかるだろう。
そして、彼女の体がいちばんきれいに、まるくなった場所が、光の位置だ。無論、体だけではなく、顔でも同じことがいえるんだ。このときもうひとつ気を付けなければいけないのは、光の高さなんだ。トップすぎても、アンダーすぎてもいけない。彼女がその時いるはずのシチュエーションを考えアイレベルか、多少、トップ気味かを決めなければいけない。特に、アンダーライトすぎるとまるで、オカルト映画のようになってしまうし、トップすぎると、目の下、鼻の下にすごいカゲが出てしまう。とにかく、よく彼女をカメラ位置から見て、ライトの位置決めをしなければいけない。

これで、君にも、まるみがあり、大人っぽい感じの彼女を撮影できる。早く白い折りたたみ傘を探すんだ。



モデリングランプ
スタジオでのストロボ撮影では、本番の光はストロボの瞬間光なので目で確認できない。フラッドランプでモデルを照明しライティングを確認する。ピント合わせをする場合にも役に立つのだ。

BACK NEXT
TWO - Tatsuo Watanabe's Online Photography - 〜素肌のメッセージ〜
(C)TATSUO WATANABE 1980-2002. ALL RIGHTS RESERVED.