シャッターチャンス13
女性の体をまるく撮れ

13week.jpg 女性をいつだってキレイに撮りたい。不快感や不潔感をあたえたくない。もちろん、くらーいのもいやだ。あくまでも明るく、ちょっぴりセクシーに撮りたい。

男性が女性の写真を見るとき、どこに女性らしさやセクシーさを感じるのだろうか。それを、動かない写真でどう表現したらいいのでろうか。

まず、女性の体をよーく観察してみるといい。男性的な体といわれる体と、どこが違うかわかると思う。体全体が、実になだらかな曲線で構成されているのに気づくはずた。そして、その曲線は、直角に交わることなく、やさしくほかの曲線にとけ込んでいるのがわかる。形だけで考えると、この“まるみ”こそ、女性だといってもいいだろう。この“まるみ”を単なる“円”ではなく、立体感をもった球として表すのは大変だ。レンズの選択、露出、もちろん光を、充分に把握していないと表せない。

間宮沙希子クンの写真を見て欲しい。まるくて、柔らかい体がそこにある。これは、タングステンライトで撮影したものだ。ここで大切なのは、タングステンライトの“位置”と“柔らかさ”だ。位置は、まずレンズ位置から左・右・45度くらいからサイドまで、彼女の顔・体の向きによって決める。これは場合によっては、左右ではなく、上・したの45度のときもある。そして、大事ななのは、まるく見せたい部分の影をよく見せることだ。胸元の影をみて欲しい。この影が体のまるみを作っているんだ。

光源の位置が決まったら、その光の柔らかさも決める。白レフバウンスする手もあるが、光が拡散しすぎるので、この場合は、前面が白布のライトボックスでディフューズしている。君たちの場合だったら、真白のおりたたみ傘を使うと同じ様な効果が出る。僕も何年か前、アシストがいないときには、これを使っていたんだ。これで透過光でも、もちろんバウンス光も作れる。あとは500W位のフラッドランプで充分だ。これをやったら、ほかの連中にかなりの差ができるのは確実だ。



タングステンライト
タングステンライトは、色温度3200〜3500度K程の光源だ、タングステンタイプのカラーフィルムは3100から3200度Kの色温度に設定されているため、タングステン光下でノーマルな発色になる。デーライトタイプのフィルムでタングステンライトを使うと赤みの強い写真になる。

白レフ
白のレフ板。光をレフレックス(反射)させる白い板だ。板でなくてもよくて、白いケント紙を使う人もいる。

バウンス
光を反射するより間接的に当てた方が柔らかくなる。バウンスとは光をレフ板などに当てて反射させること。女の子に当てる光は間接光になる。

ディフューズ
光を拡散させること。これも柔らかな光になるので、プロはよく使うテクニックだ。光が広く女の子に当たる面光源になる。光源の前にトレーシングペーパーをかけてもいい。

アシスト
アシスタントの略。一種の業界用語。プロもアシスタントを使えるようになると、一流です。ある巨匠などは4〜5人もアシスタントを使っていたりする。

透過光
透明なものや半透明なものを通過した光のこと。

フラッドランプ
撮影用の照明電球の中には、光の束が広いフラッドランプと狭いスポットライトがある。ライティングを確認しながら撮るには、このフラッドランプが便利。100ボルト150ワットから500ワットくらいまで大小さまざま揃っている。


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