順光、これらの種類は、知っていると思うが、本当の使い方を知っているだろうか。確かに光りがどの位置にあっても、今のカメラでは写ってしまう。でも、僕らの目の前にあるキレイな女性のふくらみが、実物以下になってしまってはつまらない。それに実物以下では、もう2度と彼女を、撮ることはなくなってしまうだろう。そのためにも、この光をおぼえておこう。それは順光と逆光の間、半逆光という光なんだ。
この光は、自然光でいえばキラキラ海が輝く前後、そう午前8時すぎと、午後4時すぎから日没までの貴重な時間なんだ。あとの時間ではレフ板で作るしかない。
じつはこれが、グラビア撮影で使われる一番多いライティングなんだ。よくグラビアを見て欲しい。自然光にしろ、ストロボにしろ、この位置が多いのに気づくだろう。このライトにすれば、ふくらんだ部分に光が入り、それ以外の部分は、当然シャドウとなる。まるみや立体感を感じさせるのは、この影なんだ。だから影のない写真は、どんなに色が良くても、何か迫力のとぼしい写真になってしまう。
しかし、この影というやつは結構やっかいなんだ。レフ板でなくしてしまえば、平面的になる。なにもしないと真っ黒になって、暗い雰囲気がただよってくる。だから露出で調整するのがよい。僕の場合はハイライト部とシャドウ部の中間よりややハイライト寄りで決めることが多い。
これではただの平均測光じゃないか? AEカメラまかせで簡単だよ、というかもしれない。しかしこういう条件で、特にバックが海の場合は、カメラを10cm左右に振るたびに、それこそ2絞は違ってしまう。メンドウがらず、マニュアルにして自分で決めよう。
さあ、もう一度、シャッターを切る前に、彼女のまわりをグルグルまわってみよう。ビックリするほど、彼女の体のまるみがボーンと見える位置がある。そこが君のカメラ位置だ。
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