シャッター音でもモデルと話ができる。カメラによって、その音色も、振動の具合も違うけれど、まるでモールス信号で話をするように、シャッター音で会話をするんだ。
カシャ、カシャと落ちるシャッターの音は、最初耳ざわりに感じるかもしれない。しかし、撮影が始まり、モデルとの会話よりもシャッター音が多くなると、シャッター音がリズムを奏で始め、必ず彼女はそのリズムにのってくる。そしてそのリズムで動く。こうなれば最高だ。シャッターをゆっくり押したり、早鐘のようにうったりすれば、彼女はその音に必ず反応する。そのとき彼女は完全にカメラと会話しているんだ。
フィルムチェンジの間は、君の言葉で会話する。カメラと会話した彼女には、長い言葉なんてもういらない。ほんのひと言「サイコーだよ」で決まりだ。これで次のロールもがんがん撮れてしまうはず。このテンポで10ロールも撮ったら、ホントにクタクタになる。でも気分は2人ともサイコーだよ。
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