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1998年版 全75論点 113論文

論 点 21世紀を支配する原理とは何か 1998年版

私の主張
資本主義と民主主義の根本的矛盾が激化し、両者は他のシステムにとって代わられる
レスター・サロー(マサチューセッツ工科大学教授)
資本主義の発展が真の民主主義を実現する――このシステムこそ世界秩序の最終形態である
フランシス・フクヤマ(ジョージ・メイソン大学教授)
情報化とグローバル化がもたらす資本主義の行き着く先
佐伯啓思(京都大学総合人間学部教授)


論 点 いま自共対決の時代か 1998年版

私の主張
民主連合政権は夢にあらず。我らが総自民党化の荒涼たる風景に挑む理由
志位和夫(衆議院議員・共産党書記局長)
反行革、反規制緩和の共産党が目指すのは究極の官僚国家である
加藤紘一(衆議院議員、自民党幹事長)

議論に勝つ常識
共産党躍進――自共対決の可能性を探るための基礎知識


論 点 国のかたちはどうあるべきか 1998年版

私の主張
いまこそ戦後五〇年の経験に基づき教育・憲法の創造的再検討をすべき
中曽根康弘(衆議院議員、元総理大臣)
官僚主導国家から市民主役の社会への転換――それは永久改革である
菅 直人(衆議院議員、民主党代表)

議論に勝つ常識
「保保連合」の顛末と対立軸なき政治の行方を知るための基礎知識


論 点 政治家の資質は低下したか 1998年版

私の主張
情緒的反応でリーダーを選んだ結末を、日本人はもう一度思い起こすべき
田勢康弘(日本経済新聞編集局長付編集委員・論説副主幹)

議論に勝つ常識
政治家の責任とリーダーシップを考えるための基礎知識


論 点 憲法を改正すべきか 1998年版

私の主張
現憲法を貫く人権思想=多数派主義とアメリカニズムこそ誤謬の根源
西部 邁(「発言者」主幹)
現憲法に改正すべき点があっても、いま改正する必然性はどこにもない
古関彰一(獨協大学法学部教授)

議論に勝つ常識
憲法改正の新しい動きと根本問題を知るための基礎知識


論 点 日本周辺有事とは何か 1998年版

私の主張
新ガイドラインは安保実質改定を意図した「日米ウォー・マニュアル」だ
前田哲男(東京国際大学教授、ジャーナリスト)
集団的自衛権の行使を認めないのは法的にも政治的にも誤りである
北岡伸一(東京大学法学部教授)

議論に勝つ常識
日米新ガイドラインと集団的自衛権を考えるための基礎知識


論 点 沖縄は独立できるか 1998年版

私の主張
軍事面が強調されるが沖縄の地勢的優位は経済面にあり――独立は可能
上原康助(衆議院議員・元国土庁長官)
沖縄の独立は国益のみならず沖縄住民の安全・繁栄・福祉を著しく損なう
宝珠山 昇(元防衛施設庁長官)

議論に勝つ常識
沖縄独立論の背景とその系譜を知るための基礎知識


論 点 基地の応分負担は可能か 1998年版

私の主張
ヤマトの人々は沖縄に同情はするが基地を引き取る気などありはしない
池澤夏樹(作家)

議論に勝つ常識
特措法を検証し、沖縄経済の自立を探るための基礎知識


論 点 米中接近にどう対応すべきか 1998年版

私の主張
米中接近にビクつくなかれ――米中完全和解まで日本は静観するのが得策
田久保忠衛(杏林大学社会科学部教授・学部長)

議論に勝つ常識
日米中トライアングルの構造を理解するための基礎知識


論 点 中国経済は脅威か 1998年版

私の主張
中国の経済成長は今後一〇〜二〇年は続く――脅威論より協力が第一
矢吹 晋(横浜市立大学商学部教授)
中国経済大国論は幻想である――実態にそぐわない愚かな神話から脱せよ
渡辺利夫(東京工業大学工学部教授)

議論に勝つ常識
中国経済の現況を知り、今後の日本の対応を考えるための基礎知識


論 点 東アジア通貨危機の原因とは 1998年版

私の主張
東アジア通貨危機は安易にグローバリズムを受け入れた結果の象徴である
原 洋之介(東京大学東洋文化研究所教授)

議論に勝つ常識
東アジア通貨危機の背景とその行方を展望するための基礎知識


論 点 北朝鮮を援助すべきか 1998年版

私の主張
他国に人道支援を求める前に、北朝鮮はまず自国民に対し人道政策をとれ
萩原 遼(ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
北朝鮮の食糧危機と日本人妻里帰り問題を考えるための基礎知識


論 点 尖閣諸島はどこの領土か 1998年版

私の主張
私が尖閣諸島に上陸した理由――この島こそ日本国家覚醒の橋頭堡である
西村眞悟(衆議院議員・弁護士)
尖閣諸島の領有権争いは棚上げしてこそ日中両国の国益に合致する
朱 建栄(東洋学園大学人文学部教授)

議論に勝つ常識
尖閣諸島をめぐる領有権問題の現状と今後を探るための基礎知識


論 点 歴史をどう教えるか 1998年版

私の主張
「自虐史観」と「反・自虐史観」の双方に見られる視野狭窄を糺す
林 健太郎(東京大学名誉教授・元参議院議員)

議論に勝つ常識
「自虐史観」論争と歴史教科書問題を考えるための基礎知識


論 点 ペルー事件の教訓とは何か 1998年版

私の主張
呪文的「平和的解決」ではペルー事件の醜態は何度でも繰り返される
首藤信彦(東海大学政治経済学部教授、国際紛争予防研究機構事務局長)

議論に勝つ常識
ペルー日本大使公邸占拠事件の経緯と教訓を知るための基礎知識


論 点 在外企業の危機管理の要諦とは 1998年版

私の主張
「危機意識」をもち続けることこそ在外企業が危機を回避する最大の戦略
牛場靖彦(危機管理コンサルタント)

議論に勝つ常識
ペルー事件に学び、今後の企業の危機管理を考えるための基礎知識


論 点 ビッグバンは何をもたらすか 1998年版

私の主張
企業淘汰は必然――それでもビッグバンは断行しなければならない
榊原英資(大蔵省財務官)
一〇年遅れたビッグバン――金融機関は淘汰され財投システムも崩壊する
大前研一(評論家)
大蔵省主導によるビッグバン政策の大いなる落とし穴
水野隆徳(エコノミスト)

議論に勝つ常識
日本版ビッグバンの目的とその衝撃度を理解するための基礎知識


論 点 格付機関は信頼できるか 1998年版

私の主張
格付けは心理的影響が大――邦銀自らの経営指標の改善こそが肝要
行天豊雄(国際通貨研究所理事長、東京三菱銀行相談役)

議論に勝つ常識
格付機関の信頼度と日本の金融機関の信用度を知るための基礎知識


論 点 橋本行革の意図は何か 1998年版

私の主張
「小さな政府」の名のもと公共事業が温存され教育・福祉予算が削られる
立山 学(評論家、ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
橋本行革の評価と省庁再編の今後を知るための基礎知識


論 点 外庁化で行革は進むか 1998年版

私の主張
行革=エージェンシー導入は公務員の数を減らす見せかけに過ぎない
曽根泰教(慶応義塾大学大学院政策メディア研究科教授)

議論に勝つ常識
エージェンシーが行革の切り札になるか否かを検討するための基礎知識


論 点 特殊法人は解体すべきか 1998年版

私の主張
見えない番外地=特殊法人は財政を喰い荒らす寄生虫である
猪瀬直樹(作家)
特殊法人改革は必要だが、社会的役割を無視した解体は無謀である
早川和男(長崎総合科学大学教授、神戸大学名誉教授)

議論に勝つ常識
特殊法人の現状と改革のあり方を考えるための基礎知識


論 点 郵政事業を民営化すべきか 1998年版

私の主張
まず隗より始めよ――郵政三事業の完全民営化を断行すべき理由
小泉純一郎(衆議院議員・厚生大臣)
郵貯民営化論は利用者の立場を無視した暴論である
紺谷典子(日本証券経済研究所主任研究員)

議論に勝つ常識
郵政三事業の歴史と事業見直しを考えるための基礎知識


論 点 官僚の不祥事は何が原因か 1998年版

私の主張
よき官僚とは全体への奉仕者――官民対立の構図で官僚を語るなかれ
尾崎 護(国民金融公庫総裁、元大蔵事務次官)
「たかり」の温床=天下りを防ぐには官僚の人事制度の改革しか手がない
屋山太郎(政治評論家)

議論に勝つ常識
官僚不祥事の実態と官僚批判の当否を考えるための基礎知識


論 点 景気は本当に回復しているか 1998年版

私の主張
五重苦に悩む九八年の日本経済――かつてない窮状に陥る恐れあり
高橋乗宣(三菱総合研究所研究理事)
景気悲観論に惑わされるな――技術力がある限り日本経済は沈没しない
唐津 一(東海大学開発技術研究所教授)

議論に勝つ常識
自律回復か、ジリ貧か――景気の実態と先行きを知るための基礎知識


論 点 日本ははたして豊かなのか 1998年版

私の主張
「豊かさ」の意味を忘れた日本人よ、消費至上主義から脱却せよ
飯田経夫(国際日本文化研究センター教授)

議論に勝つ常識
「豊かさ」の意味を問い直し、日本の今後を考えるための基礎知識


論 点 地価は下げ止まったか 1998年版

私の主張
不良資産の公的処理を敢行しない限り土地取引は活性化しない
長谷川徳之輔(明海大学不動産学部教授)

議論に勝つ常識
地価の動向と土地流動化対策を理解するための基礎知識


論 点 いま財政再建は焦眉の急か 1998年版

私の主張
二〇〇三年へ向け、財政構造改革を成功させるための原則を再確認すべし
本間正明(大阪大学経済学部教授)
財政再建論者に告ぐ! 超低金利のいまこそ財政支出を発動すべき理由
リチャード・クー(野村総合研究所主席研究員)

議論に勝つ常識
財政危機の実態と財政再建の行方を知るための基礎知識


論 点 公共投資は削減すべきか 1998年版

私の主張
公共投資の一律削減方式は本当に必要な投資まで先送りにしてしまう
山家悠紀夫(第一勧銀総合研究所専務理事)

議論に勝つ常識
公共投資は削減すべきか否かを判断するための基礎知識


論 点 消費税は何パーセントが妥当か 1998年版

私の主張
消費税を二〇パーセントまで上げなければもはや日本は沈没する
水谷研治(東海総合研究所社長)

議論に勝つ常識
消費税アップの影響とさらなる引き上げの可能性を探るための基礎知識


論 点 規制はどこまで緩和すべきか 1998年版

私の主張
いま、さらなる規制緩和を断行しなければ日本経済の明日はない
鶴田俊正(専修大学経済学部教授)
市場原理を絶賛する規制緩和論の正体は消費者エゴの哲学である
佐藤 光(大阪市立大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
規制緩和の進捗状況と将来の社会の姿を考えるための基礎知識


論 点 持株会社解禁は何を意味するか 1998年版

私の主張
持株会社解禁は支配力のある巨大な金融グループを誕生させうる
下谷政弘(京都大学大学院経済学研究科教授)

議論に勝つ常識
持株会社解禁――その利点と危険性を検討するための基礎知識


論 点 中央と地方のあるべきかたちは 1998年版

私の主張
増税なき福祉国家の実現には「新・州府制」の導入しか手はない
斎藤精一郎(立教大学社会学部教授)

議論に勝つ常識
地方分権の進展具合と市町村合併の現状を知るための基礎知識


論 点 地方は自立できるか 1998年版

私の主張
交付税で太る地方、絞り取られる東京――この驚くべき落差の事実
村野まさよし(コラムニスト)

議論に勝つ常識
豪華ホールが続々――補助金漬けの地方の実態を知るための基礎知識


論 点 諫早湾堤防は開放すべきか 1998年版

私の主張
諫早湾堤防閉鎖は干潟の生物を絶滅させるばかりか防災にも役立たない
山下弘文(日本湿地ネットワーク代表)
諫早湾堤防開放は防災に対する地元事情無視の空論である
橋村松太郎(長崎県森山町町長)

議論に勝つ常識
諫早湾干拓論争を検証し、人間と自然の共生を探るための基礎知識


論 点 新食糧法は「コメ」を解決したか 1998年版

私の主張
東和町の「自主減反」提言は新食糧法施行後も続く強制減反への抵抗である
小原秀夫(岩手県東和町町長)

議論に勝つ常識
減反策は正しいか――日本の農業と食糧自給を考えるための基礎知識


論 点 林業は再生できるか 1998年版

私の主張
国有林の再生には森林行政の地方分権と森林活性化特別事業の実施がカギ
熊崎 実(筑波大学農林学系教授)

議論に勝つ常識
荒廃する森林の再生と国有林野事業の再建を考えるための基礎知識


論 点 未来の国土をどう築くべきか 1998年版

私の主張
いまこそ生活文化の基盤「庭園の島――日本」の夢を実現すべきである
川勝平太(早稲田大学政治経済学部教授)

議論に勝つ常識
新しい日本の国土のあり方を構想するための基礎知識


論 点 原発政策をいかに見直すか 1998年版

私の主張
実現不可能な核燃料サイクル開発を即刻停止し、他の方策を探すべき理由
辻 良夫(元近畿大学理工学部教授)
動燃事故とエネルギーの将来を比較する議論の大いなる危険
西澤潤一(前東北大学総長)

議論に勝つ常識
事故から高速増殖炉見直しに至る経緯と今後を考えるための基礎知識


論 点 産廃処理に決め手はあるか 1998年版

私の主張
企業が最終責任を負わない限り産廃問題は永遠に解決しない
津川 敬(環境問題フリーライター)

議論に勝つ常識
産業廃棄物問題の危機的状況を把握し、対策を探るための基礎知識


論 点 有料化でごみは減るか 1998年版

私の主張
ごみ収集の有料制は確実にリサイクル社会を定着させつつある
寄本勝美(早稲田大学政治経済学部教授)

議論に勝つ常識
ごみの有料制とリサイクルの関係を知るための基礎知識


論 点 携帯電話の電磁波は危険か 1998年版

私の主張
増える悪影響を示す研究――日本人は携帯電話の電磁波に無防備すぎる
荻野晃也(京都大学工学部原子核工学科助手)
携帯電話の人体有害説の根拠は不十分――冷静に研究の進展を見守るべき
多氣昌生(東京都立大学大学院工学研究科助教授)

議論に勝つ常識
電磁波有害説の背景と携帯電話の安全性を検証するための基礎知識


論 点 臓器移植法は人の死を変えたか 1998年版

私の主張
臓器移植法は移植患者に新たな道を開き、医療の国際化に一歩近づいた
中山太郎(衆議院議員・元外務大臣)
臓器移植法は人の死の固有性を剥奪し、身体の際限なき利用を肯定した
小松美彦(玉川大学文学部助教授)

議論に勝つ常識
臓器移植法成立の経緯を検証し、死とは何かを考えるための基礎知識


論 点 がんとどう向き合うべきか 1998年版

私の主張
手術、抗がん剤は有効――早期発見・治療で多くのがんは克服できる
斎藤 建(自治医科大学病理学教室教授)
抗がん剤投与と手術過剰の弊害――この証拠を医師はなぜ糊塗するのか
近藤 誠(慶応義塾大学医学部放射線科講師)

議論に勝つ常識
がん治療の問題点を知り、最善の治療法を選択するための基礎知識


論 点 がんは告知すべきか 1998年版

私の主張
がんを告知しなければ、患者は最期の生き方を選択する権利を失う
種村健二朗(国立がんセンター中央病院婦人科医長)
一〇〇パーセントがん告知の愚行――個々のケースにより判断すべし
大井 玄(東京大学名誉教授)

議論に勝つ常識
がん告知の是非と患者の権利、自己決定権を理解するための基礎知識


論 点 医療保険をいかに改革すべきか 1998年版

私の主張
医療費抑制にならない改革より公的医療費の総枠の拡大を考えるべき理由
二木 立(日本福祉大学社会福祉学部教授)

議論に勝つ常識
医療保険改革の内容と国民負担率を検討するための基礎知識


論 点 医療過誤は防げるか 1998年版

私の主張
医師側の怠慢追及が第一だが患者側が賢くならねば医療過誤は減らせない
島田康弘(名古屋大学医学部教授)

議論に勝つ常識
医師のミスによる医療過誤の実態と被害対策を考えるための基礎知識


論 点 クローン技術の許容範囲は 1998年版

私の主張
人間クローンの危険――家族や親子の概念は変質し、自己の存在意義を失う
鷲田清一(大阪大学文学部教授)
たとえクローン人間が作られても法と倫理基準に照らして不正ではない
加藤尚武(京都大学文学部教授)

議論に勝つ常識
クローン人間出現の可能性とその問題点を知るための基礎知識


論 点 二一世紀のリーディング産業は 1998年版

私の主張
光通信網の普及率が二割になれば一気にマルチメディア社会に突入する
福嶋康博(エニックス社長)

議論に勝つ常識
マルチメディアの現状と未来を展望するための基礎知識


論 点 インターネットは社会を変えるか 1998年版

私の主張
インターネットは経済活動の国境をなくし、規制緩和を不可避にする
野口悠紀雄(東京大学先端科学技術研究センター教授)
インターネットは人間の個性的な思考力を凍結させ、かつ孤立させる
吉田 司(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
インターネットの現状を概観し、今後の展開を知るための基礎知識


論 点 表現の自由と人権の境界線とは 1998年版

私の主張
少年容疑者の写真掲載は私的制裁――ペンをとる者のすべきことではない
鎌田 慧(ノンフィクション作家)
雑誌が法を侵すとき――私たちが一四歳少年の写真掲載に踏み切った理由
田島一昌(新潮社「FOCUS」編集長)

議論に勝つ常識
少年容疑者の写真公表と犯罪報道を考えるための基礎知識


論 点 ジャーナリズムの倫理とは何か 1998年版

私の主張
ペルー事件のテレビ記者突入取材はジャーナリストとして当然の行為
田原総一朗(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
ペルー事件公邸内取材の是非を考えるための基礎知識


論 点 出版物再販制は廃止すべきか 1998年版

私の主張
再販制廃止は日本文化を衰退させる――著作物を経済の視点で語るなかれ
清水英夫(弁護士、青山学院大学名誉教授)

議論に勝つ常識
市場万能主義者による論議のすりかえを検証。著作物再販に関する基礎知識


論 点 いじめをなくす方法はあるか 1998年版

私の主張
学校の「構造的な逃げ」がいじめを悪化させ、子どもを自殺に追い込む
芹沢俊介(評論家)

議論に勝つ常識
いじめをめぐる子ども・親・学校のあり方を考えるための基礎知識


論 点 登校拒否をどう考えるか 1998年版

私の主張
不登校は子どもの自己防衛――「学校復帰」への期待が子どもを追いつめる
奥地圭子(東京シューレ主宰)

議論に勝つ常識
登校拒否急増――その現状と対策を探るための基礎知識


論 点 飛び入学を認めるべきか 1998年版

私の主張
飛び入学の導入によって受験でつぶされがちな才能を伸ばすことができる
丸山工作(千葉大学学長)
教育のアメリカ化を憂う――飛び入学は子どもの全人的な発達を阻害する
藤原正彦(お茶の水女子大学理学部教授、作家)

議論に勝つ常識
「飛び入学」をはじめとする教育改革の実情を知るための基礎知識


論 点 「お受験」は役に立つか 1998年版

私の主張
「お受験」は子どもを「よい子」の鋳型にはめ込み、可能性の芽をつむ
汐見稔幸(東京大学教育学部助教授)
小学校受験は悪くない――「お受験狂騒曲」は母親の誤解から生まれる
大堀秀夫(伸芽会教育研究所代表)

議論に勝つ常識
ゼロ歳から塾通い――過熱する小学校受験の実態を知るための基礎知識


論 点 日本型企業組織は解体したか 1998年版

私の主張
中堅社員の反乱は日本型経営の危機の証明である
奥村 宏(中央大学商学部教授)

議論に勝つ常識
日本的経営が将来にわたって有効かどうかを検証するための基礎知識


論 点 企業と総会屋の癒着は断てるか 1998年版

私の主張
野村・一勧不祥事の本質――チェック機構を骨抜きにする構造こそが問題
内橋克人(経済評論家、作家)

議論に勝つ常識
企業の不祥事とコーポレート・ガバナンスを考えるための基礎知識


論 点 就職協定廃止で何が変わるか 1998年版

私の主張
就職協定廃止は学生のブランド依存を減らし、機会均等をもたらす
清家 篤(慶応義塾大学商学部教授)
就職協定廃止は学生の就職のための「大学滞在」が二年になっただけのこと
加藤秀俊(中部高等学術研究所所長)

議論に勝つ常識
就職協定廃止が学生と企業に及ぼした影響を検証するための基礎知識


論 点 雇用の男女平等は達成されたか 1998年版

私の主張
今なぜ男女雇用機会均等か――女性が安心して働ける社会の構築に向けて
松原亘子(労働事務次官)
女性が男性と平等に働くためには労働法制における男女共通規則が必要
福島瑞穂(弁護士)

議論に勝つ常識
男女雇用機会均等法改正とその問題点を考えるための基礎知識


論 点 少子化は食い止められるか 1998年版

私の主張
専業主婦を貶め、女性の家庭離れを励ます政策こそが少子化を進行させる
渡部昇一(上智大学文学部教授)
税制や社会保険制度を変え、主婦の就労を促せば少子化は阻止できる
島田晴雄(慶応議塾大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
少子化の現状を知り、その対策を考えるための基礎知識


論 点 公的介護保険導入は正しいか 1998年版

私の主張
介護を社会化する介護保険法は高齢期の自立を支援し女性の人権を守る
沖藤典子(ノンフィクション作家・評論家)
介護に基準を設ける公的介護保険法は福祉を歪め老人の人権を損なう
鈴木恂子(社会福祉士、特別養護老人ホーム信愛泉苑施設長)

議論に勝つ常識
公的介護保険の仕組みと問題点を整理するための基礎知識


論 点 年金の危機をどう打開するか 1998年版

私の主張
公的年金は積立方式に転換し、可能な限り民営化を促すべきである
藤田伍一(一橋大学社会学部教授)
掛金建て制度に切りかえ、給付をスリム化すれば年金危機は回避できる
高山憲之(一橋大学経済研究所教授)

議論に勝つ常識
六五歳受給も無理――年金改革の概要と民営化論を知るための基礎知識


論 点 父親の役割とは何か 1998年版

私の主張
健全な権威をもった「父性」の復権なしに家庭の再生はありえない
林 道義(東京女子大学文理学部教授)
社会全体の家族観が変化したいま、父親の権威の復活など無理だ
妙木浩之(佐賀医科大学助教授)

議論に勝つ常識
「こわい」父か「優しい」父か――父親の役割を考えるための基礎知識


論 点 保育環境は改善されるか 1998年版

私の主張
児童福祉法改正は安くて良質の保育所をむしろ高嶺の花にする
二宮厚美(神戸大学発達科学部教授)

議論に勝つ常識
児童福祉法改正と保育所問題を理解するための基礎知識


論 点 少年法は改正すべきか 1998年版

私の主張
酒鬼薔薇事件は管理教育のせいではない――少年法を改正すべき根拠
小田 晋(国際医療福祉大学教授、筑波大学名誉教授)
少年法を改正することで凶悪犯罪を防止しようとするのは間違い
津田玄児(弁護士)

議論に勝つ常識
神戸の児童殺傷事件を機に少年法の改正を考えるための基礎知識


論 点 オウム裁判はいつ決着するのか 1998年版

私の主張
オウム裁判遅延は弁護団の作戦――長期化は被告人の有利になるだけ
藤永幸治(弁護士)
裁判に一定の速さは必要だが、オウム事件が解明されなければ意味がない
江川紹子(ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
オウム真理教裁判の経過と今後の成り行きを知るための基礎知識


論 点 情報公開法はどうあるべきか 1998年版

私の主張
「例外」の適用を最小限にとどめなければ情報公開法は骨抜きにされる
松井茂記(大阪大学法学部教授)

議論に勝つ常識
情報公開法の行方と自治体の情報公開の現状を知るための基礎知識


論 点 プライバシーは守られているか 1998年版

私の主張
プライバシー侵害事件多発――民間部門個人情報の保護を急げ
堀部政男(中央大学法学部教授)

議論に勝つ常識
個人情報ビジネスの実態とプライバシー保護を考えるための基礎知識


論 点 ゲームは子どもに有害か 1998年版

私の主張
下火になった猟奇事件のゲーム原因論――ゲーム擁護論者は勝ったのか
香山リカ(精神科医)

議論に勝つ常識
ゲーム有害論の当否を検証するための基礎知識


論 点 オカルトブームの何が問題か 1998年版

私の主張
オカルトと日本的会社主義が合体した「カルト資本主義」に潜む危険
斎藤貴男(ジャーナリスト)
「こころ」の探究こそ現代文明の混迷を打破する突破口である
中村雅彦(愛媛大学教育学部助教授)

議論に勝つ常識
オカルトブームの背景と問題点を探るための基礎知識


論 点 援助交際はなくせるか 1998年版

私の主張
ご都合主義の倫理を説くより「売春社会を生き抜く知恵」の伝達こそ有効
宮台真司(東京都立大学助教授)
「叱る」というありふれた想像力をこの国が欠いていることこそ問題である
大塚英志(評論家)

議論に勝つ常識
援助交際の実態を知り、対策を考えるための基礎知識


論 点 『失楽園』ブームを考える 1998年版

私の主張
『失楽園』批判を批判する――社会倫理で論じたら男女小説は存在しえない
渡辺淳一(作家、元札幌医科大学整形外科講師)

議論に勝つ常識
女性たちの反乱? 『失楽園』ブームの背景を考察するための基礎知識


論 点 ダイアナの死が遺した教訓とは 1998年版

私の主張
芸能やイデオロギーから距離を置いて王室制度を正面から位置づけるとき
水谷三公(東京都立大学法学部教授)

議論に勝つ常識
ダイアナの悲劇が物語る王室・皇室の存在意義を考えるための基礎知識


論 点 日本プロ野球は開かれているか 1998年版

私の主張
日本のプロ野球を閉鎖的にしている元凶は協約より運用側の意識にあり
団 野村(スポーツエージェント)

議論に勝つ常識
伊良部投手はわがままか――球界の閉鎖性を検討するための基礎知識




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