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2000年版 全87論点 127論文

論 点 生命倫理が変わる 2000年版

私の主張
生命の品質管理が進めば進むほど、人は生きる喜びを見失っていく
森岡正博(大阪府立大学教授)


論 点 「家族」の幻想が終わる 2000年版

私の主張
「家族」を虚構と認識することから未来の「家族」の再構築は始まる
大塚英志(評論家)


論 点 ロボットが科学を変える 2000年版

私の主張
ロボットが人間のチャンピオンに挑戦し、勝利するとき、科学技術は人の夢を叶える
北野宏明(ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー)


論 点 日本経済が復活する 2000年版

私の主張
構造改革が企業を変貌させ、近い将来、再び日本経済は浮上する
ウィリアム・W・グライムス(ボストン大学国際関係学部助教授、ハーバード大学政治学部客員助教授)


論 点 再び宗教の世紀が来る 2000年版

私の主張
国家と宗教、二つのナショナリズムが世界に「新たな冷戦」をもたらす
宮崎哲弥(評論家・システムデザイナー)


論 点 アメリカの対外政策が変化する 2000年版

私の主張
感情的アプローチを排し、戦略的にアメリカと対すべし
福田和也(慶応義塾大学環境情報学部助教授)


論 点 アメリカの一極支配は続くか 2000年版

私の主張
反グローバル化の波が遠からずアメリカの再覇権を崩壊させる
佐伯啓思(京都大学人間・環境学研究科教授)

議論に勝つ常識
米国型市場原理VS.国家の対立を考えるための基礎知識


論 点 中国とどう向き合うべきか 2000年版

私の主張
二一世紀初頭――強固な中央集権に支えられた中国は終焉を迎える
中西輝政(京都大学総合人間学部教授)

議論に勝つ常識
建国五〇年、中国の将来を予測するための基礎知識


論 点 21世紀世界の桎梏とは何か 2000年版

私の主張
知恵の時代――アメリカ的正義に呑まれる前に、日本的美徳を強化せよ 
西部 邁(「発言者」主幹)

議論に勝つ常識
アメリカニズムの歴史とその影響を知るための基礎知識


論 点 アメリカ経済の好調は本物か 2000年版

私の主張
バブルさえ制御すれば新産業革命を実現したアメリカ経済は持続する
吉田和男(京都大学大学院経済学研究科教授)
大借金国アメリカ――ドルの幻想が崩れればただちに破局に直面する
水谷研治(東海総合研究所理事長・中京大学教授)

議論に勝つ常識
アメリカの好景気の現状と今後を探るための基礎知識


論 点 ユーロ誕生で円はどうなるか 2000年版

私の主張
ユーロ誕生はドル離れの好機――アジアをユーロと連動した通貨圏にせよ
吉川元忠(神奈川大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
ユーロ誕生を機に円の国際化を考えるための基礎知識


論 点 国際通貨体制をどうすべきか 2000年版

私の主張
為替相場安定を主張せよ――いちばん得をするのは日本経済なのだから
行天豊雄(国際通貨研究所理事長、東京三菱銀行相談役)

議論に勝つ常識
為替安定策と目標相場圏論争を知るための基礎知識


論 点 食料自給率を高めるべきか 2000年版

私の主張
食料自給率向上策は資源の浪費につながり、日本農業を滅ぼす
本間正義(成蹊大学教授)
失われた地域自給の再構築こそ食料の国内自給への第一歩となる
山下惣一(農民連合九州共同代表、作家)

議論に勝つ常識
食料自給率の低下と今後の政策を考えるための基礎知識


論 点 アジア経済回復の道筋は 2000年版

私の主張
地域独自の市場性を無視したグローバル化はアジア経済を回復させない
原 洋之介(東京大学東洋文化研究所教授)
「グローバル・スタンダード」を採用しない限り、アジア金融危機は再燃する
嘉治佐保子(慶応義塾大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
アジア経済の回復を検証し今後を見通すための基礎知識


論 点 中国経済は破綻するか 2000年版

私の主張
朱鎔基政権に不安なし。中国経済の破綻どころか元切り下げもない理由
矢吹 晋(横浜市立大学商学部教授)
国有企業の改革が失敗に終われば、中国経済は危機に陥る
渡辺利夫(東京工業大学教授)

議論に勝つ常識
中国経済の現状と今後の動向を探るための基礎知識


論 点 「ODA大国」は返上すべきか 2000年版

私の主張
人道のためではない――国益のためにこそODAが必要なのである
草野 厚(慶応義塾大学総合政策学部教授)
日本のODAは支配階級の蓄財に利用されるだけの無駄遣いの極致である
鷲見一夫(新潟大学法学部教授)

議論に勝つ常識
ODA増加の経緯と日本の役割を考えるための基礎知識


論 点 どうする? 21世紀の政治課題 2000年版

私の主張
今世紀の問題は今世紀中に解決すべき――「A級戦犯分祀」提案もその一つ
野中広務(衆議院議員・自民党幹事長代理)
九条だけではない。よりよき日本の創造のためにタブーなき改憲論議を
鳩山由紀夫(衆議院議員・民主党党首)
“官僚主権国家”を打ち壊し、いまこそ「国民主権国家」を
菅 直人(衆議院議員・民主党政調会長)
「政権のやり取り」ではなく、自民党政治の大本からの変革を
志位和夫(衆議院議員・共産党書記局長)
アメリカに否応なく自立を迫られた日本――次なる課題は憲法改正
田原総一朗(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
'89~'99 世界のなかの日本――「自立」への道のり


論 点 保守政治はどこを向いているか 2000年版

私の主張
自立を放棄し、米国の支配勢力に追随する道を選んだ小渕内閣を断罪す
栗本慎一郎(衆議院議員)

議論に勝つ常識
アメリカの戦略と対米追随の深層を探るための基礎知識


論 点 自公連立に理はあるか 2000年版

私の主張
公明党との連立は憲法違反であるばかりか議会制民主主義の自殺である
俵孝太郎(政治評論家)

議論に勝つ常識
自公連立の思惑とその将来を考えるための基礎知識


論 点 小選挙区制か中選挙区制か 2000年版

私の主張
現行の小選挙区制は金がかかるうえに民意を反映しない制度である
石川真澄(新潟国際情報大学教授)
小選挙区制はカネの異臭を消し、政治を活性化する最善の制度である
屋山太郎(政治評論家)

議論に勝つ常識
中選挙区制復活論の経緯と背景を知るための基礎知識


論 点 周辺事態法は違憲か合憲か 2000年版

私の主張
米軍支援は違憲――「専守防衛」さえ捨て、海外で武力行使をする国となる
水島朝穂(早稲田大学法学部教授)
米軍支援は集団的自衛権の範囲――その制限的行使は憲法上可能である
佐瀬昌盛(防衛大学校教授)

議論に勝つ常識
周辺事態法成立後の九条論議を考えるための基礎知識


論 点 日米安保体制をどう考えるか 2000年版

私の主張
日米安保の本質は「抑止」にあり――新ガイドラインはその実効性を高めた
岡本行夫(岡本アソシエイツ代表)
軍事的下請け体制の成立――新ガイドラインで露わになる戦略外交の不在
豊下楢彦(立命館大学教授)

議論に勝つ常識
周辺有事の際の日本の行動を知るための基礎知識


論 点 自衛隊の実力はどの程度か 2000年版

私の主張
自衛隊は優秀な戦闘集団だが、戦争の指揮を米国に一〇〇%依存している
兵頭二十八(評論家)

議論に勝つ常識
自衛隊は強いのか否か、その戦力を知るための基礎知識


論 点 TMD開発に参加すべきか 2000年版

私の主張
専守防衛に徹したTMD開発こそ、日本にとって最も現実的な選択である
志方俊之(帝京大学法学部教授・世界平和研究所研究顧問)
TMD参加は大浪費。日本の軍事力は弱まり、米国にとっては一石二鳥
田岡俊次(「AERA」スタッフライター、朝日新聞編集委員)

議論に勝つ常識
TMD導入と国産偵察衛星実現を考えるための基礎知識


論 点 北朝鮮にどう対応すべきか 2000年版

私の主張
北朝鮮という「革命国家」の存続を拒否する明確な政治的決断が必要である
長谷川慶太郎(経済評論家)
険悪な今こそ北朝鮮との対話を。日本も「包括アプローチ」を推進すべき
小此木政夫(慶応義塾大学法学部教授)

議論に勝つ常識
新米朝合意で変わる北朝鮮情勢を知るための基礎知識


論 点 金正日体制はいつまで続くか 2000年版

私の主張
金正日の“殺人政権”を倒すには北の人民の覚醒をうながすしかない
萩原 遼(フリージャーナリスト)

議論に勝つ常識
食糧危機は事実? 北朝鮮の実像を知るための基礎知識


論 点 愛国心をどう考えるか 2000年版

私の主張
「個人」を守ろうとすれば「公」を守らねばならない。それが愛国心の実相である
小林よしのり(漫画家)
良質のナショナリズムは太平洋戦争の目的を検証してはじめて継承し得る
保阪正康(作家)

議論に勝つ常識
「公」とは何か――『戦争論』論争を検証するための基礎知識


論 点 国旗・国歌法制化の意味は 2000年版

私の主張
日の丸・君が代を公式行事に使えない国民がいたのだから、法制化は当然
小林 節(慶応義塾大学法学部教授)
「日の丸」はともかく、「君が代」の法制化は精神的鎖国性の証明である
松本健一(麗澤大学国際経済学部教授)

議論に勝つ常識
日の丸・君が代法制化をめぐる争点を知るための基礎知識


論 点 21世紀の基幹産業は何か 2000年版

私の主張
実体経済と金融経済の乖離――新しいモノづくり経済を再構想せよ
寺島実郎(三井物産業務部総合情報室長)
製造業の発展はもはや限界――日本はサービス経済化を急ぐべし
池尾和人(慶応義塾大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
製造業の現況と将来の基幹産業を探るための基礎知識


論 点 21世紀初頭の景気はどうか 2000年版

私の主張
景気は最悪期を脱した。リスク要因はあるが自律的回復が期待できる
小峰隆夫(経済企画庁調査局長)
景気が回復する要素なし。楽観的展望が過大投資を生み、経済を悪化させる
高橋乗宣(三菱総合研究所研究理事)

議論に勝つ常識
景気は本当に回復するか否かを判断するための基礎知識


論 点 消費はなぜ伸びないか 2000年版

私の主張
消費が伸びないのは日本人がまともな証拠。いまこそ豊かさを再認識せよ
飯田経夫(中部大学教授)

議論に勝つ常識
消費を喚起する政策の是非を考えるための基礎知識


論 点 いま財政再建か財政出動か 2000年版

私の主張
財政はすでに破綻している――巨大な財政赤字がこの国を滅ぼす
武村正義(衆議院議員、さきがけ代表)
いま景気支持策が第一。近視眼的な緊縮財政の強行こそ日本をだめにする
植草一秀(野村総合研究所上席エコノミスト)

議論に勝つ常識
いま財政赤字をどうすべきかを検討するための基礎知識


論 点 PFIは公共事業を変えるか 2000年版

私の主張
行革と規制緩和を伴わなければ、PFIは第三セクターの二の舞になる
宮脇 淳(北海道大学法学部教授)

議論に勝つ常識
日本版PFIプロジェクトの成否を探るための基礎知識


論 点 金融危機は終わったのか 2000年版

私の主張
金融危機は一応去ったが、これから本番――銀行の整理統合がこうして進む
斎藤精一郎(立教大学社会学部教授)

議論に勝つ常識
銀行の淘汰と不良債権処理の現況を知るための基礎知識


論 点 ペイオフは延期すべきか 2000年版

私の主張
ペイオフの実施延期は金融機関と預金者を甘やかし対外威信も傷つける
高木 仁(明治大学商学部教授)
邦銀の信用度が低いいまペイオフを実施するのは金融の自殺行為に等しい
リチャード・クー(野村総合研究所チーフエコノミスト)

議論に勝つ常識
ペイオフの目的と延期の是非を考えるための基礎知識


論 点 金融機関のモラルとは何か 2000年版

私の主張
バブルに踊り、銀行を破綻させた経営陣をパージせよ
佐高 信(ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
金融機関経営者の責任の取り方を考えるための基礎知識


論 点 日本の税制をどうするべきか 2000年版

私の主張
私有財産を敵視するいまの税制はマルクス主義の残滓でしかない
渡部昇一(上智大学文学部教授)

議論に勝つ常識
「金持ち優遇税制」論争を考えるための基礎知識


論 点 減税は景気対策になったか 2000年版

私の主張
減税は消費を喚起しない。だが、サプライ・サイド対策には有効である
岩田規久男(学習院大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
景気対策としての減税効果を検証するための基礎知識


論 点 大蔵省改革はこれでよいか 2000年版

私の主張
財政と金融の一体的運営は不可欠。肝心なのは柔軟で開かれた大蔵省改革
榊原英資(慶応義塾大学教授)

議論に勝つ常識
財政と金融の分離問題を理解するための基礎知識


論 点 省庁再編で行政は変わるか 2000年版

私の主張
省庁再編は明治以来の省庁割拠体制に訣別する第一歩と評価せよ
佐藤幸治(京都大学教授、中央省庁改革等推進本部顧問、司法制度改革審議会会長)
既得権を温存した省庁再編は中央集権体制を強化させるだけ
並河信乃(行革国民会議事務局長)

議論に勝つ常識
省庁再編の意義と改革の実効を探るための基礎知識


論 点 どちらが得? 地方と都市住民 2000年版

私の主張
田舎型自治体ほど優遇される歪んだ財政構造が地方の自立を阻害する
村野まさよし(コラムニスト)
都民よ、東京と地方の関係を損得で考えるのはもうやめましょう
浅野史郎(宮城県知事)

議論に勝つ常識
地方分権と地方の経済的自立を考えるための基礎知識


論 点 自治体破産は止められるか 2000年版

私の主張
大都市の破産に手を打たなければ日本が行き詰まるという危機を認識せよ
五十嵐敬喜(法政大学法学部教授、弁護士)
わが自治体の実験――財政再建団体に転落して可能になった必死の改革
水永康雄(福岡県田川郡赤池町町長)

議論に勝つ常識
地方自治体の財政破綻の現実を知るための基礎知識


論 点 自治体は米軍支援を拒めるか 2000年版

私の主張
自治体は住民の安全のために米軍支援を拒否する権限をもっている
森 英樹(名古屋大学大学院法学研究科教授)

議論に勝つ常識
ガイドライン下の自治体の権限を考えるための基礎知識


論 点 首都機能移転の問題点は 2000年版

私の主張
世界に誇る文化遺産・東京――首都機能移転は歴史への冒涜である
石原慎太郎(東京都知事、作家)

議論に勝つ常識
首都機能移転の必要性と効果を検討するための基礎知識


論 点 国際会計基準は何を変えるか 2000年版

私の主張
会計ビッグバンの衝撃。日本企業は甘えの経営からただちに脱却せよ
伊藤邦雄(一橋大学商学部教授・ケイエスピー新事業マネジメントスクール副学長)

議論に勝つ常識
国際会計基準導入で変わる経営を考えるための基礎知識


論 点 ベンチャーをどう育てるか 2000年版

私の主張
不況のいまこそ、自立心の旺盛な真の起業家を育てるべし
南部靖之(パソナ社長)

議論に勝つ常識
ベンチャー支援と経済活性化を考えるための基礎知識


論 点 リストラか雇用維持か 2000年版

私の主張
まず経営陣自ら賃下げを含むリストラを断行し、現場の雇用を守るべし
森永卓郎(三和総合研究所主席研究員)
失業率の上昇を恐れるな。たゆまぬ企業の組織改革が新たな雇用を創出する
グレン・S・フクシマ(アーサー・D・リトル(ジャパン)社長・在日米国商工会議所会頭)

議論に勝つ常識
失業率上昇の現状と対策を検討するための基礎知識


論 点 派遣法改正は何をもたらすか 2000年版

私の主張
派遣法改正で労働市場は活性化しようが、もう一歩踏み込んだ改革を
小嶌典明(大阪大学法学部教授)
派遣法改正で派遣労働者は企業にだけ都合のいい低賃金労働力と化す
脇田 滋(龍谷大学法学部教授)

議論に勝つ常識
派遣法改正が雇用に与える影響を考えるための基礎知識


論 点 自殺の増加は何が原因か 2000年版

私の主張
人間性を無視して能率を追求したあげくの悲劇が「過労自殺」である
鎌田 慧(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
自殺者急増の実態とその背景を知るための基礎知識


論 点 定年を延長すべきか 2000年版

私の主張
高齢社会を考えれば、定年延長どころか定年退職制を廃止すべき
清家 篤(慶応義塾大学商学部教授)
定年の一律延長は労使に不利益――わが社は六〇歳の定年後に再雇用する
新井千玖摩(横河エルダー社長)

議論に勝つ常識
定年の現実と高齢者雇用の可能性を探るための基礎知識


論 点 少子化は本当に問題か 2000年版

私の主張
高齢社会の到来でむしろ日本はバランスのとれた資産大国に生まれ変わる
中村洋一(麗澤大学教授、日本経済研究センター主任研究員)

議論に勝つ常識
世界一の少子・高齢社会の行方を知るための基礎知識


論 点 家族介護をすすめるべきか 2000年版

私の主張
家族介護はお年寄りの願い――現金給付は家族とお年寄りの双方を救う
野中一二三(京都府園部町町長)
家族介護を奨励する現金給付は介護保険の理念に背く愚挙である
樋口恵子(東京家政大学教授)

議論に勝つ常識
ついに始動――介護保険の問題点を探るための基礎知識


論 点 年金改革はどうすればよいか 2000年版

私の主張
競馬をやらない奴は「確定拠出型年金」に手を出すな
森戸英幸(成蹊大学助教授)

議論に勝つ常識
確定拠出型年金導入と年金改革を考えるための基礎知識


論 点 高齢社会は持ち家か賃貸か 2000年版

私の主張
「持ち家」は戦後の神話――高齢社会の住宅は賃借のほうが合理的である
真野輝彦(東京三菱銀行参与、東銀リサーチインターナショナル参与)
老人をめぐるあらゆる困難を考えると、高齢社会はやっぱり持ち家
松原惇子(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
買うか借りるか、高齢社会の住宅を考えるための基礎知識


論 点 がんは克服されるか 2000年版

私の主張
がんの原因が遺伝子異常と判明した今、がんはもはや「死の病」ではない
垣添忠生(国立がんセンター中央病院院長)

議論に勝つ常識
がん治療の現在と未来を知るための基礎知識


論 点 脳死移植を進めるべきか 2000年版

私の主張
何度でもいう――脳死を人の死とする理由はどこにもない
梅原 猛(国際日本文化研究センター顧問)
脳死臓器移植――いま医療として定着させることが肝心
北村惣一郎(国立循環器病センター副院長)
脳死移植、最初の四例が臓器移植法の問題点を明確にあぶり出した
中谷瑾子(慶応義塾大学名誉教授、弁護士)

議論に勝つ常識
脳死移植四例がどう行われたかを知るための基礎知識


論 点 脳死移植報道に問題はないか 2000年版

私の主張
ドナーの遺志を葬りかけたメディアの暴走――脳死移植報道に疑義あり
宮田速雄(高知新聞社会部長)
リアルタイム報道は危険だが移植医療のチェックには依然として有効だ
町野 朔(上智大学法学部教授)

議論に勝つ常識
移植報道のあり方と情報開示を考えるための基礎知識


論 点 医療裁判はこれでいいか 2000年版

私の主張
現在の医療裁判制度は患者に不利――ただちに救済センターを設置せよ
森 功(医真会八尾総合病院理事長)

議論に勝つ常識
医療過誤の実態と被害者救済を考えるための基礎知識


論 点 遺伝子組み換え食品論争とは 2000年版

私の主張
確たる農業観もなしに遺伝子組み換え食品の規制を叫ぶことの危険
米本昌平(三菱化学生命科学研究所社会生命科学研究室室長)

議論に勝つ常識
遺伝子組み換え食品の安全性を考えるための基礎知識


論 点 生命操作をどう考えるか 2000年版

私の主張
「生きるに値する命」を選んだ人の自己決定権は尊重されるべきである
星野一正(京都大学名誉教授、京都女子大学教授、宗教文化研究所国際バイオエシックス研究センターディレクター)

議論に勝つ常識
生殖コントロールの現状と是非を考えるための基礎知識


論 点 禁止か解禁か、臓器売買 2000年版

私の主張
いずれ解禁される臓器売買――いま問い直すべきは近代医療の思想である
佐藤純一(宮城大学看護学部教授)

議論に勝つ常識
日本でも開始、人体ビジネスの将来を知るための基礎知識


論 点 ダイオキシンは猛毒か 2000年版

私の主張
一〇年遅れている日本のダイオキシン対策――国民の意識向上が急務
長山淳哉(九州大学医療短期大学助教授)
恐怖を煽るダイオキシン報道が、環境問題の解決をむしろ遠ざける
日垣 隆(ジャーナリスト、作家)

議論に勝つ常識
ダイオキシン論争と有害度を確認するための基礎知識


論 点 原発政策はどうあるべきか 2000年版

私の主張
半恒久的エネルギーの現実的可能性としての核分裂原子力の重み
金川 昭(名古屋大学名誉教授、原子力安全委員会委員)
プルサーマルの強行は日本列島破滅の一里塚である
広瀬 隆(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
原子力発電の安全性と将来を考えるための基礎知識


論 点 産廃施設の建設反対はエゴか 2000年版

私の主張
まず処分場を金ずくで農村に押しつける構造を白日の下にさらすべし
清水修二(福島大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
産廃を巡る都市・地方の責任分担を考えるための基礎知識


論 点 どうすれば水質を守れるか 2000年版

私の主張
豊かな森がつくる豊饒の海――なぜ漁師が山に木を植えるのか
畠山重篤(牡蠣養殖業)

議論に勝つ常識
林業の現況と森林保全対策の実態を知るための基礎知識


論 点 トキの誕生は何を意味するか 2000年版

私の主張
大々的に報道された優優の誕生だが、野生復帰の道は険しい
小林照幸(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
絶滅動物の現状と保護のあり方を考えるための基礎知識


論 点 少年法を変えるべきか 2000年版

私の主張
被害者と社会規範を守る――少年法改正は国民の要望である
河村建夫(衆議院議員・自民党法務部会少年法に関する小委員会委員長)
少年の厳罰化は被害者にも少年にも不幸な結果を生むだけである
川崎英明(東北大学法学部教授)

議論に勝つ常識
少年法改正案提出の経緯と背景を考えるための基礎知識


論 点 オウム対策はどうすべきか 2000年版

私の主張
「休眠」はオウムの奇策。法改正や新法より現行法で速やかに対処を
江川紹子(フリージャーナリスト)

議論に勝つ常識
サリン事件から教団休眠宣言までを知るための基礎知識


論 点 通信傍受法のどこが問題か 2000年版

私の主張
通信傍受法成立はジャーナリズムの死と国会議員の敗北を意味する
猪瀬直樹(作家)
通信傍受法は諸外国よりはるかに厳格な濫用防止システムをもっている
渥美東洋(中央大学総合政策学部長)

議論に勝つ常識
通信傍受法の効力と危険性を検証するための基礎知識


論 点 住民基本台帳法は危険か 2000年版

私の主張
住民基本台帳法は権力による国民監視の前奏曲である
斎藤貴男(フリージャーナリスト)

議論に勝つ常識
住民台帳法改正と個人情報保護を考えるための基礎知識


論 点 情報公開法をどう生かすか 2000年版

私の主張
われらかく戦えり――行政監視と参加のための情報公開法の使い方
庫山恆輔(宮城県地域自治研究所事務局長・仙台市民オンブズマン事務局長)
情報公開の盲点――請求者は行政にコスト増を強いている事実を認識せよ
野田一夫(宮城大学学長)

議論に勝つ常識
情報公開法成立の意義と問題点を考えるための基礎知識


論 点 セクハラの基準とは何か 2000年版

私の主張
セクハラを突きつめれば「色男以外は求愛禁止」ということになる
小谷野敦(文芸評論家)

議論に勝つ常識
セクハラの定義と雇用の平等を考えるための基礎知識


論 点 ピル解禁で性は乱れるか 2000年版

私の主張
性の紊乱論争の前にまず少女たちがピルを使える環境の整備を急げ
北沢杏子(アーニ出版共同代表)

議論に勝つ常識
ピル解禁までの経緯と社会的影響を知るための基礎知識


論 点 妻への暴力をどう考えるか 2000年版

私の主張
妻への暴力は犯罪である―― 一刻も早く救済システムと防止法を整備せよ
梶山寿子(フリージャーナリスト)

議論に勝つ常識
日米DVの実態とその防止策を考えるための基礎知識


論 点 子ども買春をどうするか 2000年版

私の主張
このままでは児童買春・ポルノ禁止法は援交撲滅と児童ポルノ摘発法だ
藤井誠二(ノンフィクションライター)

議論に勝つ常識
児童買春・ポルノ禁止法成立の経緯を知るための基礎知識


論 点 父親は育児に参加すべきか 2000年版

私の主張
覇気を失った日本人――いまほど育児に「父性」が必要とされる時代はない
鈴木光司(作家)

議論に勝つ常識
性別役割分業と父親の育児参加を考えるための基礎知識


論 点 学級崩壊の原因は何か 2000年版

私の主張
学級崩壊の原因は自由・個性化教育にあり。教育の強制力こそ見直せ
河上亮一(中学教師・教育評論家)
学級崩壊は自由保育のせいではない――問題は小学一年教育にあり
尾木直樹(教育評論家)

議論に勝つ常識
学級崩壊現象の実態とその論争点を知るための基礎知識


論 点 大学生の学力低下は防げるか 2000年版

私の主張
「落第」の復活こそ大学が本来の役割をとり戻す唯一の道
加藤秀俊(中部高等学術研究所所長、国際交流基金日本語国際センター所長)

議論に勝つ常識
大学生の学力低下の実情と原因を探るための基礎知識


論 点 大学に教養課程は必要か 2000年版

私の主張
「教養」など教えられて身につくものではない。教養課程の大いなる誤解
日高敏隆(滋賀県立大学学長)

議論に勝つ常識
「大学で教える教養とは何か」論争を知るための基礎知識


論 点 2000年問題の本質とは 2000年版

私の主張
専門家として断言しておく――2000年問題などたんなるこけ脅しだ
小田嶋隆(テクニカルライター、コラムニスト)

議論に勝つ常識
2000年問題の原因と対応を考えるための基礎知識


論 点 無料OS登場の意味とは 2000年版

私の主張
無料OS=Linuxの出現は「ナード」とビジネス界の関係を一変させる
梅田望夫(ミューズアソシエイツ社長)

議論に勝つ常識
OSをめぐる激しい競争の実情を知るための基礎知識


論 点 デジタル放送は視聴者本位か 2000年版

私の主張
デメリットを視聴者に隠して、誰のための放送デジタル化か
服部孝章(立教大学社会学部教授)

議論に勝つ常識
テレビ放送デジタル化の問題点を考えるための基礎知識


論 点 サマータイムを導入すべきか 2000年版

私の主張
省エネへの決意を示すサマータイム導入は先進国の責務である
中上英俊(住環境計画研究所所長、鹿児島大学客員教授)
官僚の面子をたてるためのサマータイム導入論など何度でも粉砕してやる
清水信次(ライフストア・ライフコーポレーション社長兼会長)

議論に勝つ常識
サマータイムの効用と問題点を考えるための基礎知識


論 点 BGMは騒音か 2000年版

私の主張
BGMの効果は実証済み――音楽を取り入れれば日常はもっと豊かになる
岩宮眞一郎(九州芸術工科大学芸術工学部教授)
聴きたくない人にまで「よい音」を強制するのは多数決の暴力でしかない
中島義道(電気通信大学教授)

議論に勝つ常識
BGMの歴史とその功罪を考えるための基礎知識


論 点 五輪招致に意義があるか 2000年版

私の主張
五輪開催で国際集客都市大阪が完成、それは世界貢献につながる
磯村隆文(大阪市長、オリンピック招致委員会会長)
幻想を捨て出直せ――オリンピック招致以前に考えるべきことがある
橋爪大三郎(東京工業大学教授)

議論に勝つ常識
五輪招致をめぐる「黒い噂」を検証するための基礎知識


論 点 Jリーグは企業のものか 2000年版

私の主張
市民チームの意地を見よ。わが「横浜FC」は企業の論理にけっして負けない
辻野臣保(脚本家・横浜フリエスポーツクラブ代表取締役)

議論に勝つ常識
Jリーグの理念と経営危機の現実を知るための基礎知識


論 点 プロ野球をどう活性化するか 2000年版

私の主張
メジャー流出の原因は日本球界の沈滞にあり。「一球団主導」を排すとき
森 祇晶(野球解説者)

議論に勝つ常識
国際舞台における日本野球の実力を探るための基礎知識




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