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■新・馬場適性理論とは? |
直線の長さ、回りなど競馬場ごとにさまざまな特徴があります。その中でも穴馬券を獲る上で非常に重要な要素が「芝(ダート)の質」なのです。例えば芝の場合、一般的に、東京や京都、新潟などは時計の速い「軽い芝」で中山や阪神、函館などは時計の掛かる「重い芝」だと言えます。馬場と同様に、競走馬にも(両方こなす一部の一流馬を除いて)重い芝が得意な重い芝巧者と、軽い芝が得意な軽い芝巧者が存在します。しかし、重い芝である阪神や中山でも開幕直後の高速馬場では軽い芝巧者の台頭が見られますし、逆に、東京や新潟でも開催が進み馬場が荒れると(例え良馬場でも)重い芝巧者が幅を利かせます。ですから、その瞬間の馬場レベルを見極め、その馬場を得意としている馬たちを狙い撃とう、というのが新・馬場適性理論なのです。 |
■馬キャラ(=適性)の見極め方は? |
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左の2つの馬柱を見比べてください。2頭とも全5勝を芝1200で挙げているスプリンターです。しかし、その内容には大きな差があります。上の馬は芝1200での持ち時計が1.07.7と優秀でその時の着順も1着。これは「速い時計の決着の時に成績のいい軽い芝巧者」だと言えます。 下の馬は芝1200での持ち時計が1.08.7と平凡でその時の着順も4着止まり。つまり「遅い決着ばかりで5勝を挙げた重い芝巧者」だと言えます。
このように「持ち時計」「その時の着順」「距離適性」という3つの要素を見るだけで馬の適性が判別できるのです。
なお、本誌では下表のように8つのタイプにわけていますが、web競馬王上では、簡略化して「怪い芝巧者」「重い芝巧者」の2つに絞って予想を展開しています。 |
■馬キャラ判別表(本誌ではこんな感じにわけてます) |
タイプ |
持ち時計 |
持ち時計 記録時の着順 |
当該距離実績 |
適性(=馬キャラ) |
馬券期待度 |
i |
○ |
○ |
○ |
軽い芝巧者
(人気馬に多い) |
- 人気馬が軽い芝を得てそれに応えます。穴度という意味では妙味薄。
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ii |
○ |
○ |
× |
軽い芝巧者もムラ駆け (穴あける) |
- 走れる軽い芝を得てもムラ駆けだけに掴み辛いタイプです。
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iii |
○ |
× |
○ |
重い芝巧者 |
- 一番分かり易いタイプです。条件得た時にキッチリ変わります。
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iv |
○ |
× |
× |
タイプ不明も 当距離では不要 |
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v |
× |
○ |
○ |
重い芝こなす、 軽い芝未知数 |
- 軽い芝初経験の人気馬がとぶパターン。こいつを切って他馬で穴狙いです。
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vi |
× |
○ |
× |
重い芝こなすもムラ・ 軽い芝未知数 |
- iiの重い芝バージョン。アテにならないも特大ホームランの可能性ありです。
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vii |
× |
× |
○ |
極端な重い芝タイプ・ ダート馬に多い |
- 走れる箇所少ないので、条件替わり1走目がとにかく狙いです。
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viii |
× |
× |
× |
消し |
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 棟広良隆 昭和50年生まれ。兵庫県出身。京都大学工学部を卒業後、家業の塾講師を手伝いながら、週末は阪神競馬場に通いつめ競馬を研究中。大阪スポーツの上田琢巳氏に見出され単行本『西の仕掛人VS東の金将』中でデビュー。競馬王本誌で、『京大の頭脳による新馬場適性理論』を好評連載中! |
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