姓名学は、運命学のジャンルという点から見ると、相学の分野に属し、名前(姓名)が人の運命を左右する重要なファクターであり、「名は体を現し運命を誘導する」という考え方の上にたって構成されています。
そして、「何を基準に姓名の吉凶を判断するか」つまり、運命学の大原則「天地自然の理法にかなっているかどうか」を調べる方法の違いで、種々の学説に分かれるのです。
姓名学の目的は大きく2つ「姓名判断」と「命名」に分かれますが、基礎になるのはやはり「判断法」です。「良い名前」と「悪い名前」の違いが分からなければお話になりませんからね。
名前を、その人の運命に関するデータがキープされた銀行、姓名学をその銀行の窓口に例えて見ましょう。情報の引き出し・・・姓名に秘められた運命のサインを読み取る作業・・・が姓名判断。そして、命名は(意識するか否かに関わらず)情報の預け入れ・・・名前の中に運命のサインを織り込む作業・・・と言うわけです。
姓名判断の結果として、名前から得られる情報も大きく2つの種類に分かれます。直接的に運命の吉凶に係わる、優劣のはっきりした運の種類と質に関する情報と、それ自体に優劣や吉凶の区別はないが、間接的にその人の運命に影響をあたえる要素・・・人の個性に関する情報です。