今週の必読・必見
日本を読み解く定番論争
文藝春秋編 日本の論点PLUS
日本の論点PLUSとは?本サイトの読み方
議論に勝つ常識一覧
執筆者検索 重要語検索 フリーワード検索 検索の使い方へ
HOME 政治 外交・安全保障 経済・景気 行政・地方自治 科学・環境 医療・福祉 法律・人権 教育 社会・スポーツ
分野別事件史

file File No.07 2003年版
脳死・臓器移植関連年表
1959    フランスで「死の昏睡」として世界初の脳死報告
63    米国のスターツル医師が世界初の肝臓移植
67    南アフリカのバーナード医師が世界初の心臓移植
68    札幌医大で日本初の心臓移植(83日目に死亡)
71    フィンランドで世界初の脳死立法化
74    アメリカで世界初の脳死判定基準作成
  日本脳波学会が日本初の脳死判定基準を作成
79    日本で「角膜及び腎臓の移植に関する法律」可決成立
  イギリスで脳死判定新基準(脳幹死)作成
81    アメリカで「死の判定ガイドライン」決定
85.12 厚生省研究班による6項目の脳死判定基準(竹内基準)
88    日本医師会生命倫理委が最終報告で脳死容認
89.11 島根医大で、1歳男児に国内初の生体部分肝移植
90. 3 脳死臨調(永井道雄会長)が実質審議開始
92. 1 脳死臨調の最終答申で「脳死は人の死」
3 厚生省が関係医学団体に脳死移植基準作成を要請
5 生命議連が臓器移植法案の国会提出を断念
7 中医協が生体肝移植に保険適用を認める
12 「脳死及び臓器移植に関する各党協議会」(各党協)発足
93. 3 日弁連が臓器移植法案は時期尚早との意見書
5 臓器移植法案の骨子となる野呂素案
6 衆院解散。臓器移植法案の国会提出をまたも見送り
12 各党協が臓器移植の法案要綱案を公表
94. 1 厚生省、脳死体の臓器摘出手続きの指針骨子案
4 臓器移植法案が与野党15議員により国会提出される
6 日本移植学会が「脳死移植を行う用意がある」と声明
7 国会閉会。臓器移植法案は審議見送り
12 衆院本会議で臓器移植法案の趣旨説明と質疑
95. 6 衆院厚生委で参考人意見聴取
11 国会閉会に伴い、継続審議に
96. 6 生命議連が臓器移植法案の修正案を国会提出
9 衆院解散。臓器移植法案は審議未了・廃案となる
12 中山議員ら14議員が中山案を衆院に提出
97. 6 中山案の一部修正案が国会で可決成立
10 「臓器の移植に関する法律」(臓器移植法)施行
10 公平な臓器分配のため日本臓器移植ネットワーク発足
98.10 厚生省が脳死からの臓器提供施設を300以上に拡大
99. 2 臓器移植法施行後、初の脳死移植
 8 厚生省、提供家族が拒否する場合の情報非開示を決める
 9 厚生省が「法的脳死判定マニュアル」を新たに公表
2000.8 厚生省研究班、小児脳死臓器移植を認める最終報告書
2001.7 臓器提供者の生前の意思により、親族への優先的な脳死臓器移植が行われ、議論に
2002.4 河野太郎衆議院議員が父親の河野洋平元外相(現衆議院議長)に生体肝移植、以後、遺族の意思のみで臓器提供を可能にする臓器移植法改正を主張
2003.6 日本小児科学会が小児脳死移植を容認


関連論文

筆者の掲載許可が得られない論文はリンクしていません。
96年以前の論文については随時追加していきます。ご了承ください。

私の主張
(2005年)無理な生体肝移植を減らすためにも脳死臓器提供の要件を緩和すべきだ
河野太郎(衆議院議員、自民党副幹事長)
(2005年)「脳死」の患者は死んでいない。自己決定を無視した臓器摘出はできない
光石忠敬(弁護士)
(2004年)親として小児科医としていまも迷い悩む、一八年前のわが子の臓器提供
杉本健郎(関西医科大学男山病院小児科部長)
(2003年)小児移植を認め、提供を増やさなければ患者は “死亡待機”を強いられる
北村惣一郎(国立循環器病センター総長)
(2003年)それでも脳死移植はやめるしかない――臓器提供が増えない本当の理由
小松美彦(東京水産大学教授)
(2002年)小児における臓器移植は「生命に優しい社会」をつくるきっかけになる
野本亀久雄(九州大学名誉教授、日本移植学会理事長、日本臓器移植ネットワーク副理事長)
(2002年)十分な治療を保障できない小児救急体制の中では小児の脳死移植は無理
加部一彦(愛育病院新生児科部長)
(2001年)臓器摘出条件と一五歳未満の臓器提供を国際基準に改正すべきである
太田和夫(太田医学研究所所長)
(2001年)現行の臓器移植法は世界に誇れる――枠組みを変更する必要なし
森岡正博(大阪府立大学総合科学部教授)
(2001年)再生医学の発展は臓器移植のドナー不足をいっきに解決する
上田 実(名古屋大学医学部教授)
(2001年)生命工学を考えるとき、自分の価値観はローカルなものと意識せよ
保坂和志(作家)
(2000年)何度でもいう――脳死を人の死とする理由はどこにもない
梅原 猛(国際日本文化研究センター顧問)
(2000年)脳死臓器移植――いま医療として定着させることが肝心
北村惣一郎(国立循環器病センター副院長)
(2000年)脳死移植、最初の四例が臓器移植法の問題点を明確にあぶり出した
中谷瑾子(慶応義塾大学名誉教授、弁護士)
(2000年)ドナーの遺志を葬りかけたメディアの暴走――脳死移植報道に疑義あり
宮田速雄(高知新聞社会部長)
(2000年)リアルタイム報道は危険だが移植医療のチェックには依然として有効だ
町野 朔(上智大学法学部教授)
(1999年)移植医の訴追を避けるためにある現行法では提供者の善意は引き出せない
加賀乙彦(作家)
(1999年)臓器提供の意思表示が充分できない体制こそが問題である
白倉良太(大阪大学バイオメディカル研究教育センター教授)
(1998年)臓器移植法は移植患者に新たな道を開き、医療の国際化に一歩近づいた
中山太郎(衆議院議員・元外務大臣)
(1998年)臓器移植法は人の死の固有性を剥奪し、身体の際限なき利用を肯定した
小松美彦(玉川大学文学部助教授)
(1997年)臓器移植法廃案――これ以上まだ患者に待てというのか
荒波嘉男(トリオ・ジャパン副会長)
(1997年)脳死移植法はもはや国会議員にはまかせられない。国民参加のもとで議論を
向井承子(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
(2005年)[臓器移植法見直しについての基礎知識]
現行法は重症患者の生きる権利を奪っているか?
(2004年)[小児脳死移植についての基礎知識]
[基礎知識]子どもからの脳死臓器提供はなぜ許されないのか?
(2003年)脳死臓器移植についての基礎知識
[基礎知識]脳死者の臓器提供をめぐる問題に何があるか?
(2002年)小児脳死・臓器移植についての基礎知識
小児の脳死・臓器移植をめぐる議論とは何か?
(2001年)臓器移植法と脳死判定基準の争点を知るための基礎知識
(2001年)再生医療の可能性と問題点を理解するための基礎知識
(2000年)脳死移植四例がどう行われたかを知るための基礎知識
(2000年)移植報道のあり方と情報開示を考えるための基礎知識
(1999年)臓器移植法一年目を検証し、ドナー確保を模索するための基礎知識
(1998年)臓器移植法成立の経緯を検証し、死とは何かを考えるための基礎知識
(1997年)臓器移植の法制化の是非を考えるための基礎知識



事件史一覧へ


▲上へ

Copyright Bungeishunju Ltd.