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2003年版 全80論点 132論文

論 点 アメリカの世界戦略とは 2003年版

私の主張
破綻しつつある単独行動主義――国際協調によるソフトパワーを発揮せよ
ジョセフ・S・ナイ(ハーバード大学教授)
「一つの超大国と複数の地域大国」を維持するため米国は単独主義を貫く
中西輝政(京都大学総合人間学部教授)
軍事力の裏付けがない国際協調主義が、逆に悪の枢軸を勇気づける
ケネス・ワインスタイン(米ハドソン研究所ワシントン事務所副所長)

議論に勝つ常識
アメリカの世界戦略についての基礎知識
[基礎知識]米国の単独主義に世界はどう反応しているのか?


論 点 米国との距離をどう保つか 2003年版

私の主張
反米は無益。日米同盟をさらに実効あるものにする努力こそ有効な戦略
阿川尚之(米国公使・慶応義塾大学総合政策学部教授)
正義を僭称する歴史不在の国アメリカに追随する親米=保守の矛盾を質す
西部 邁(「発言者」主幹)

議論に勝つ常識
アメリカの思想についての基礎知識
[基礎知識]保守とリベラル――アメリカを二分する思想とは?


論 点 米経済の一人勝ちは続くか 2003年版

私の主張
企業の生産性が向上している事実――米経済は必ず成長軌道に乗る
R・グレン・ハバード(米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長)
中国・ヨーロッパの台頭――アメリカ支配の終わりの始まりが見えてきた
榊原英資(慶応義塾大学教授、グローバルセキュリティ・リサーチセンターディレクター)

議論に勝つ常識
米経済の現状を知るための基礎知識
[基礎知識]バブル崩壊後――米経済はどこに向かうのか?


論 点 理想の政府のかたちとは 2003年版

私の主張
略奪政治からの訣別――米国民は「小さな政府」の正しさを証明しつつある
グローバー・ノーキスト(全米税制改革協議会(ATR)会長)
政府の大小は意味がない――重要なのは民主的で正当な政府機能の発揮だ
内橋克人(経済評論家、作家)

議論に勝つ常識
「大きな政府」と「小さな政府」についての基礎知識
[基礎知識]アメリカ国民が小さな政府を要求する理由とは?


論 点 日米中の関係をどう構築するか 2003年版

私の主張
米一極支配を崩すのが中国の狙い。アジアの安全は日米安保強化以外ない
村井友秀(防衛大学校教授)
米国一辺倒外交の危機。「東北アジア共同の家」構築こそ究極の安全保障
姜 尚中(東京大学社会情報研究所教授)

議論に勝つ常識
東アジアの安全保障についての基礎知識
[基礎知識]東アジアの軍事バランスはどうなっているのか?


論 点 日朝交渉をどう進めるか 2003年版

私の主張
「北朝鮮崩壊=戦争勃発」説の無定見――性急な国交正常化は国益を損ねる
重村智計(拓殖大学国際開発学部教授)
「民族主義」この厄介な荷物――カルト国家北朝鮮の犯罪を放置するな
関川夏央(作家、早稲田大学客員教授)
真に拉致疑惑の解決を望むなら、国交交渉妥結の努力の中で懸案に接近を
和田春樹(東京大学名誉教授)

議論に勝つ常識
拉致問題と日朝国交についての基礎知識
[基礎知識]拉致事件の被害者はいったいどのくらいいたのか?


論 点 瀋陽事件とは何だったのか 2003年版

私の主張
「国益」として認識すべき――危機回避のための難民・移民受け入れ試案
佐々淳行(評論家)
東欧革命に学ぶ難民受け入れ――国家主権を棚上げしても人道的な対応を
莫 邦富(ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
瀋陽事件と難民問題についての基礎知識
[基礎知識]領事館駆け込み事件が日本に問いかけたものとは?


論 点 北方領土は戻ってくるか 2003年版

私の主張
戦後処理の忘れ物――北方領土は国家の主権を楯に決着つけるしかない
上坂冬子(ノンフィクション作家、評論家)

議論に勝つ常識
北方領土問題についての基礎知識
[基礎知識]北方領土との民間交流ははたして役に立ったのか?


論 点 外務省不信の根本原因は何か 2003年版

私の主張
外務官僚よ、旧弊から早く脱し、世論の動向と激変の世界を注視せよ
岡本行夫(岡本アソシエイツ代表・外交アドバイザー)

議論に勝つ常識
外務省改革についての基礎知識
[基礎知識]外務省の不祥事や失態は何に起因するのか?


論 点 新しい政治は何をめざすのか 2003年版

私の主張
自由を担保するのは国家であり、国家は私たちの責任によって支えられる
安倍晋三(衆議院議員、内閣官房副長官)
日本は個人の能力を発揮し、アジアの秩序形成をリードせよ
塩崎恭久(衆議院議員)
努力が正当に報われる社会と世界平和への貢献――それこそが国の誇りである
野田佳彦(衆議院議員)
日本国憲法が世界共通語になりうる時代――その描く社会こそ国家の未来像
穀田恵二(衆議院議員、共産党国会対策委員長)
若い政治家たちよ、古い世代の国家についての言い分も聴いてほしい
田原総一朗(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
21世紀・日本政治のリーダーを知るための基礎知識
[基礎知識]図表・日本政治の世代交代/年表・’89-’02世界の中の日本


論 点 民主主義は機能しているか 2003年版

私の主張
「民衆の要求を実現する」という日本型議会制民主主義の大いなる誤謬
佐伯啓思(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)

議論に勝つ常識
政治とメディアについての基礎知識
[基礎知識]「ワイドショー政治」は日本をダメにするのか?


論 点 テロ以後、憲法をどうするか 2003年版

私の主張
国家の非常事態を想定し憲法に明文規定せよ――それが世界の常識である
西 修(駒沢大学法学部教授)
戦後の平和を守ったのは九条――有事法制の先にある非常識を指弾する
渡辺 治(一橋大学大学院社会学研究科教授)

議論に勝つ常識
対テロ作戦と憲法の整合性についての基礎知識
[基礎知識]有事法制は憲法に抵触しないのか?


論 点 有事法制の根拠とは何か 2003年版

私の主張
国家なくして国民の自由と権利なし――有事の際の私権制限は当然である
佐瀬昌盛(拓殖大学海外事情研究所長)
「国民の安全を守る」のウソ――有事法制の実体は米軍の武力介入支援だ
水島朝穂(早稲田大学法学部教授)
法整備を急ぐ理由がわからない。国と地方の信頼関係こそ戦いへの備え
橋本大二郎(高知県知事)

議論に勝つ常識
有事立法についての基礎知識
[基礎知識]有事の際、国民はどんな協力を求められるのか?


論 点 核武装論はタブーか 2003年版

私の主張
「核均衡の崩壊」を直視すれば核武装も検討されるべき選択肢の一つである
福田和也(慶応義塾大学環境情報学部助教授)
報復の連鎖を断つ――今こそ「新・非核三原則」を高く掲げるとき
秋葉忠利(広島市長)

議論に勝つ常識
核武装論議についての基礎知識
[基礎知識]安全保障の空白部分――核武装論はなぜタブーか?


論 点 日韓の歴史共同研究は可能か 2003年版

私の主張
日韓共同研究の無益――外交は歴史認識の違いを棚上げしてこそ成り立つ
西尾幹二(電気通信大学名誉教授)
欧州の歴史教科書対話は日韓の緊張をほぐす方法を教えている
近藤孝弘(名古屋大学大学院教育発達科学研究科助教授)

議論に勝つ常識
日韓歴史共同委員会についての基礎知識
[基礎知識]対立する国の間で歴史の共通認識はあり得るのか?


論 点 戦没者慰霊施設は必要か 2003年版

私の主張
戦没者追悼施設を新たにつくることの愚かしさ
長谷川三千子(埼玉大学教養学部教授)
神仏信仰の伝統を無視して靖国や国立墓苑にどう意義を見出せというのか
山折哲雄(国際日本文化研究センター所長)

議論に勝つ常識
国立慰霊施設構想に関する基礎知識
[基礎知識]国が靖国に代わる追悼施設をつくる必要はあるか?


論 点 「中国流」とどうつき合うか 2003年版

私の主張
「日本人は中国人を知らない」という事実をまず知ることから始めよ
岡田英弘(東京外国語大学名誉教授)
中国人はせめて一〇〇年はさかのぼって日本との関係を考えたがっている
陳 舜臣(作家)

議論に勝つ常識
中国とのつき合い方についての基礎知識
[基礎知識]国交回復三〇年――日中は真の隣人になれるか?


論 点 中国経済の実力はどれほどか 2003年版

私の主張
成長著しい中国企業――当社があえて最大のライバルと全面提携する理由
井植 敏(三洋電機会長)
中国脅威論に惑わされるな――製造業重視から脱皮し、分業体制の構築を
関 志雄(エコノミスト、経済産業研究所上席研究員)

議論に勝つ常識
中国経済の動向についての基礎知識
[基礎知識]WTO加盟は中国経済に何をもたらしたのか?


論 点 自由貿易協定をどこと結ぶか 2003年版

私の主張
中国経済の脅威を「好機」にするためには東アジア全域の自由貿易協定を
吉冨 勝(アジア開発銀行研究所所長)

議論に勝つ常識
FTAについての基礎知識
[基礎知識]東アジアの自由貿易協定はどこまで進むか?


論 点 景気は本当に底入れしたのか 2003年版

私の主張
輸出主導で景気が回復に転じたのは明白。この機を逃さず成長につなげよ
吉川 洋(東京大学大学院経済学研究科教授)
米経済頼みの底入れ宣言は政策の誤りをごまかす「大本営発表」である
金子 勝(慶応義塾大学経済学部教授)

議論に勝つ常識
景気の動向についての基礎知識
[基礎知識]進行するデフレ――政府の景気判断は正しいか?


論 点 消費を活性化させる方法は 2003年版

私の主張
歴史に学ぶ消費刺激の妙手――減価する地域通貨で退蔵貨幣を一掃せよ
加藤 寛(千葉商科大学学長)

議論に勝つ常識
地域通貨についての基礎知識
[基礎知識]地域通貨はデフレ対策として有効なのか?


論 点 日本国債の格付けは正しいか 2003年版

私の主張
国債格下げは政府債務のさらなる膨張に対する警鐘である
富田俊基(野村総合研究所研究理事)
不当に低い国債の格付け――無理な発行額の抑制は財政運営を誤らせる
山家悠紀夫(神戸大学大学院経済学研究科教授)

議論に勝つ常識
日本国債についての基礎知識
[基礎知識]国債格下げ――大量発行で日本の将来はどうなる?


論 点 メガバンクの将来は明るいか 2003年版

私の主張
邦銀の合併・統合は組織防衛のためにすぎない。みずほ事件がその象徴
箭内 昇(アロー・コンサルティング主宰)

議論に勝つ常識
金融機関の再編・統合についての基礎知識
[基礎知識]邦銀大合併は金融システムの強化につながったか?


論 点 「特区」で経済が活性化するか 2003年版

私の主張
地方の独自性を活かす――「特区」を日本の構造改革の起爆剤にせよ
八代尚宏(日本経済研究センター理事長)

議論に勝つ常識
特区構想を知るための基礎知識
[基礎知識]「特区」構想に経済活性効果はあるのか?


論 点 アメリカ型経営は正しいか 2003年版

私の主張
エンロン問題が暴いた米国流コーポレート・ガバナンスの虚妄
寺島実郎(三井物産戦略研究所所長、日本総研理事長)
米企業の不祥事は資本主義の原則を忘れたせい。日本的経営の復権はない
米倉誠一郎(一橋大学イノベーション研究センター教授)

議論に勝つ常識
アメリカ型企業統治についての基礎知識
[基礎知識]エンロン事件で米型経営への信頼は揺らいだのか?


論 点 国際会計基準に瑕疵はないか 2003年版

私の主張
会計基準の一部見直しは必要だが、統一化の流れを止める必要はない
西山 茂(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授)
「時価会計こそ国際標準」という愚かな思い込みがデフレを悪化させている
田中 弘(神奈川大学経済学部貿易学科教授)

議論に勝つ常識
会計制度のグローバル化についての基礎知識
[基礎知識]日本の会計制度は国際基準をいかに導入すべきか?


論 点 外資の参入は脅威か 2003年版

私の主張
外資警戒論を排す――日本経済活性化のためには外資参入を拡大させよ
伊藤元重(東京大学大学院経済学研究科教授)

議論に勝つ常識
外資の参入についての基礎知識
[基礎知識]外資は「ハゲタカ」? それとも日本経済の救い主?


論 点 企業倫理は取り戻せるか 2003年版

私の主張
企業倫理の要諦は不祥事の防止より「いかに社会に誠実であるか」にある
平田雅彦(産能大学大学院客員教授、元松下電器副社長)

議論に勝つ常識
企業倫理についての基礎知識
[基礎知識]近年の企業不祥事の頻発は何が原因なのか?


論 点 知的財産権をどう扱うか 2003年版

私の主張
「知財の独占」を懸念する前に「知財立国・日本」の構想を忘れてはならない
荒井寿光(日本貿易保険理事長)
科学研究の成果は全人類の財産――行き過ぎた保護は見直すべき
伊藤正男(理化学研究所脳科学総合研究センター所長)

議論に勝つ常識
知的財産権についての基礎知識
[基礎知識]知的財産権はどこまで保護されるべきなのか?


論 点 経済を活性化させる税制とは 2003年版

私の主張
企業活力なくして日本経済再生なし――法人税率の引き下げこそ優先課題
竹中平蔵(経済財政政策担当大臣・金融担当大臣)
特定分野を優遇するより「広く薄く」課税するほうが経済効果あり
石 弘光(一橋大学学長、政府税制調査会会長)

議論に勝つ常識
活性化税制についての基礎知識
[基礎知識]税制で経済に活力を生むことは可能なのか?


論 点 高齢社会に適した税制は何か 2003年版

私の主張
急増する社会保障費――高齢者も等しく負担する消費税の比率を高めよ
森信茂樹(政策研究大学院大学客員教授)
消費税中心税制は低所得者の生涯を通じた負担を増やすことになる
八田達夫(東京大学空間情報科学研究センター教授)

議論に勝つ常識
高齢化社会の税制についての基礎知識
[基礎知識]消費税と所得税――どちらを中心にするべきか?


論 点 専業主婦優遇税制は必要か 2003年版

私の主張
裕福な専業主婦に有利な配偶者控除より、共働きのしやすい制度をつくれ
山田昌弘(東京学芸大学教育学部助教授)

議論に勝つ常識
配偶者控除見直しについての基礎知識
[基礎知識]専業主婦を優遇する制度は時代遅れなのか?


論 点 NPOへの課税をどうするか 2003年版

私の主張
NPOへの課税は憲法違反――ボランティアの意欲を削ぐ大失策だ
堀田 力(弁護士、さわやか福祉財団理事長)

議論に勝つ常識
NPO税制についての基礎知識
[基礎知識]善意のNPOを育成する税制のあり方とは?


論 点 郵貯・簡保も民営化すべきか 2003年版

私の主張
抵抗勢力よ、郵政改革の遅れが全ての改革を頓挫させるのがわからないか
松原 聡(東洋大学経済学部経済学科教授)
郵政民営化論者よ、何の権利あって国民の「安心」を奪おうとするのか
荒井広幸(衆議院議員)

議論に勝つ常識
郵政民営化についての基礎知識
[基礎知識]郵政公社設立――民営化はどこまで進むのか?


論 点 高速道路建設の理由とは何か 2003年版

私の主張
採算のとれない道路建設を即刻やめなければ莫大な血税が必要になる
猪瀬直樹(作家)
効率の重視が公正を見失わせる――高速道路計画の凍結は国家の責任放棄
片山善博(鳥取県知事)

議論に勝つ常識
道路公団民営化についての基礎知識
[基礎知識]道路公団はなぜ民営化しなければならないのか?


論 点 政府系金融機関は必要か 2003年版

私の主張
民間が融資しない企業を政府が救う価値はない。政策金融は廃止すべし
屋山太郎(政治評論家)
「特殊法人=悪」の短絡。公的金融なしには中小・零細企業は生きられない
尾崎 護(国民生活金融公庫総裁、元大蔵事務次官)

議論に勝つ常識
特殊法人改革についての基礎知識
[基礎知識]政府系金融機関は民業を圧迫しているのか?


論 点 成果主義は日本に根づくか 2003年版

私の主張
カネより仕事内容で報いる日本型人事は成果主義をはるかに凌いでいる
高橋伸夫(東京大学大学院経済学研究科教授)

議論に勝つ常識
成果主義についての基礎知識
[基礎知識]成果型の賃金制度は日本に定着するのか?


論 点 雇用不安は解消できるか 2003年版

私の主張
失業を増やす構造改革の誤り――働く場所をつくることこそ政府の仕事
小野善康(大阪大学社会経済研究所教授)
もはや経済成長では失業を解決できない――豊かな「定常型社会」へ転換を
広井良典(千葉大学法経学部総合政策学科助教授)

議論に勝つ常識
雇用不安についての基礎知識
[基礎知識]日本の失業率はどこまで高くなるのか?


論 点 ワークシェアリングは可能か 2003年版

私の主張
失業対策というより「生き方革命」としてのワークシェアリング導入を
森永卓郎(UFJ総合研究所経済・社会政策部主席研究員)
日本企業がワークシェアリング導入に消極的な五つの理由
樋口美雄(慶応義塾大学商学部教授)

議論に勝つ常識
ワークシェアリングについての基礎知識
[基礎知識]ワークシェアリング導入で日本型雇用は変わるか?


論 点 地方分権はどこまで進むか 2003年版

私の主張
官主導から生活者主導へ――分権は国から与えられるものではない
北川正恭(三重県知事)

議論に勝つ常識
地方分権の現状についての基礎知識
[基礎知識]実力派知事たちはどんな改革を進めているのか?


論 点 自治体への税源移譲は必要か 2003年版

私の主張
自治体が行政任務に見合う課税権を持たなければ地方分権は絵に描いた餅
神野直彦(東京大学大学院経済学研究科教授)
税源移譲を論じる前に歳出適正化が必要。それだけで財政は好転する
蜂屋勝弘(日本総合研究所副主任研究員)

議論に勝つ常識
分権時代の税財源についての基礎知識
[基礎知識]国と地方は税源をどう分け合うべきか?


論 点 市町村合併に無理はないか 2003年版

私の主張
「合併しない宣言」は辺境の自治体・矢祭町が生き残るための改革案である
根本良一(福島県矢祭町長)
誤解だらけの「合併反対」――小規模すぎる自治体の「自立」は不可能である
上橋 泉(千葉県柏市議会議員)

議論に勝つ常識
市町村合併についての基礎知識
[基礎知識]国はなぜ市町村合併を強力に押し進めるのか?


論 点 汚水処理に決め手はあるか 2003年版

私の主張
ホタルの里を甦らせた浄化槽。下水道整備は一律ではなく「棲み分け」を
三浦大助(長野県佐久市長)

議論に勝つ常識
下水道整備についての基礎知識
[基礎知識]巨額公共事業=下水道整備をめぐる問題とは何か?


論 点 少子化にどう対応すべきか 2003年版

私の主張
少子化悲観論に異議――人口減少は日本が豊かな社会へ転換する好機だ
原田 泰(エコノミスト)

議論に勝つ常識
少子・高齢化についての基礎知識
[基礎知識]少子・高齢社会の対策に何があるか?


論 点 ヘルパーをどう養成するか 2003年版

私の主張
介護にもっと男の力を! 豊富な社会経験が介護の質を豊かにする
加藤 仁(ノンフィクション作家)

議論に勝つ常識
介護保険制度についての基礎知識
[基礎知識]介護保険三年目――制度の改善は進んだか?


論 点 医療過誤をどう防ぐか 2003年版

私の主張
個人を罰するだけの安易な刑事訴追が医療事故防止への改革を遅らせる
森 功(医療法人医真会理事長)

議論に勝つ常識
医療過誤についての基礎知識
[基礎知識]医療過誤はどのくらい起きているか?


論 点 国のC型肝炎対策は大丈夫か 2003年版

私の主張
まだ不十分のC型肝炎対策――肝硬変・肝がんを回避する政策を徹底せよ
飯野四郎(清川病院院長)

議論に勝つ常識
C型肝炎感染についての基礎知識
[基礎知識]C型肝炎患者はなぜこんなに増えたのか?


論 点 医療保険はどう改革すべきか 2003年版

私の主張
医療保険の守備範囲を見直せ――患者に選択の自由と応分の負担を
西室泰三(東芝会長、日本経済団体連合会副会長)
患者負担増や市場原理の導入は、安価で良質な日本の医療を破壊する
石原 謙(日本医師会総合政策研究機構研究部長、愛媛大学医学部附属病院医療情報部教授)
患者の負担増は不可避。制度の一元化と地方移管で負担の平等と効率化を
西村周三(京都大学大学院経済学研究科教授)

議論に勝つ常識
医療制度改革についての基礎知識
[基礎知識]医療費の国民負担が増えるのはやむを得ないのか?


論 点 医師の裁量権はどこまでか 2003年版

私の主張
最適の治療を患者に与えられない医者の辛さを国はわかっているのか
平岩正樹(医師)

議論に勝つ常識
混合診療と医師の裁量についての基礎知識
[基礎知識]保険診療+自由診療=混合診療とはどんな治療か?


論 点 代替医療はどこまで有効か 2003年版

私の主張
西洋医学と“代替療法”の併用治療が秘める無限の可能性に注目すべし
帯津良一(帯津三敬病院名誉院長)
代替療法もよいが、西洋医学で治るべき人がその機会を失うとすれば問題
武藤徹一郎(財団法人癌研究会附属病院長、東京大学名誉教授)

議論に勝つ常識
補完代替医療についての基礎知識
[基礎知識]西洋医学と代替医療の併用は可能性を広げるか?


論 点 脳死移植はどうしても必要か 2003年版

私の主張
小児移植を認め、提供を増やさなければ患者は “死亡待機”を強いられる
北村惣一郎(国立循環器病センター総長)
それでも脳死移植はやめるしかない――臓器提供が増えない本当の理由
小松美彦(東京水産大学教授)

議論に勝つ常識
脳死臓器移植についての基礎知識
[基礎知識]脳死者の臓器提供をめぐる問題に何があるか?


論 点 生命技術の進歩の意味とは 2003年版

私の主張
法律や指針をつくって事足れりとしたとき「生命倫理」は無力となる
鷲田清一(大阪大学文学部教授)
遺伝子差別を過剰に恐れて拙速な対策を打てば国家百年の計を誤る
中村祐輔(東京大学医科学研究所教授、同附属ヒトゲノム解析センター長)

議論に勝つ常識
生命技術と倫理についての基礎知識
[基礎知識]生命技術の発達はどんな倫理とルールをつくるか?


論 点 原発をこれからどうするか 2003年版

私の主張
狂信的なプルサーマル必要論――東電事件をエネ政策の転換点にせよ
飯田哲也(日本総合研究所主任研究員)
いまプルサーマルをやめれば将来のエネルギー安定確保は困難になる
藤家洋一(東京工業大学名誉教授)

議論に勝つ常識
プルサーマル計画についての基礎知識
[基礎知識]頓挫した核燃料サイクル計画――今後の行方は?


論 点 CO排出量は削減できるか 2003年版

私の主張
企業努力で議定書の達成は困難。排出権取引の活用と新制度の樹立を
山口光恒(慶応義塾大学経済学部教授)
わが社は排出権取引に頼らない――温暖化対策は企業の技術革新の好機
谷 達雄(株式会社リコー社会環境本部部長)

議論に勝つ常識
京都議定書と排出権取引についての基礎知識
[基礎知識]CO削減のための排出権取引とはどんな方法か?


論 点 産廃不法投棄をどう減らすか 2003年版

私の主張
産業界と自治体に警告する――岩手県は不法産廃の「捨て得」を許さない
増田寛也(岩手県知事)

議論に勝つ常識
産廃の不法投棄についての基礎知識
[基礎知識]産廃不法投棄が増えた原因とその対策とは?


論 点 日本の森林をどう守るか 2003年版

私の主張
過剰な保護が森をダメにした――産業として自立させれば林業は甦る
田中淳夫(森林ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
森林保全と林業についての基礎知識
[基礎知識]日本の森林と林業はどんな現状にあるのか?


論 点 外国産昆虫輸入の何が問題か 2003年版

私の主張
「昆虫輸入で生態系の危機」とは――これだけ自然を破壊して何を今さら
奥本大三郎(埼玉大学教養学部教授、日本昆虫協会会長)
外国産昆虫の大量輸入は日本のカブトやクワガタの世界に大異変を起こす
荒谷邦雄(九州大学大学院比較社会文化研究院助教授)

議論に勝つ常識
外来種と生態系についての基礎知識
[基礎知識]どんな外来種が日本で野生化しているのか?


論 点 教育基本法をどう改正するか 2003年版

私の主張
民族の文化=公・私のバランスを取り戻すには教育基本法の改正が必須
松本健一(麗澤大学国際経済学部教授)

議論に勝つ常識
教育基本法改正についての基礎知識
[基礎知識]教育基本法のどこがいまの時代に合わないのか?


論 点 学力低下に対策はあるか 2003年版

私の主張
家庭環境の差が学力に表れる――新しい学習方針が見落とした決定的事実
苅谷剛彦(東京大学大学院教育学研究科教授)
読み書き計算の反復学習が子どもの「学力」と「生きる力」をつけるわけ
陰山英男(小学校教諭)
わが志木市は丁寧な授業、「二五人学級」をいかにして実現させたか
穂坂邦夫(埼玉県志木市長)

議論に勝つ常識
学力低下と教育改革についての基礎知識
[基礎知識]「学力低下」論争は教育現場をどう変えたか?


論 点 大学評価制度は正しいか 2003年版

私の主張
知の国際競争力を高めるためには大学の評価システムは必須である
工藤智規(文部科学省高等教育局長)
評価のムチと資金のアメ――政府の競争政策では大学の質が向上しない訳
喜多村和之(私学高等教育研究所主幹、広島大学名誉教授)

議論に勝つ常識
大学評価制度についての基礎知識
[基礎知識]強まる競争原理――大学の優劣は何で決まるのか?


論 点 教員養成に問題はないか 2003年版

私の主張
一県一大学は昔の夢――こうすれば変わる! 教員養成系大学改革私案
丹羽健夫(河合文化教育研究所所長)

議論に勝つ常識
教員養成制度の改革と教員の質についての基礎知識
[基礎知識]少子化・大学統廃合で教員養成大学をどうするか?


論 点 日本語をどう教えるか 2003年版

私の主張
名文を「声に出して読む」ことが明晰な感覚と生きる力を養う
齋藤 孝(明治大学文学部助教授)

議論に勝つ常識
日本語ブームについての基礎知識
[基礎知識]なぜいま日本語がブームになっているのか?


論 点 国語教科書はどうあるべきか 2003年版

私の主張
文豪作品が尊重されないような教科書で国語力が高められるわけがない
河野多惠子(作家)
現代国語など全廃せよ。古典と漢文だけをみっちり学べば十分
林 望(作家、エッセイスト)

議論に勝つ常識
新しい国語教科書についての基礎知識
[基礎知識]国語教科書はどんなふうに様変わりしているか?


論 点 英語の正しい習得法とは 2003年版

私の主張
「英語が使える日本人」になる――「音読」こそ英語難民から抜け出す近道だ
千田潤一(アイ・シー・シー代表取締役)

議論に勝つ常識
英語上達法についての基礎知識
[基礎知識]日本人が英語ベタを克服するにはどうすればよい?


論 点 ひきこもりに対策はあるか 2003年版

私の主張
ひきこもり青年と家族は何より人が信じられるようになるのを望んでいる
尾木直樹(教育評論家)

議論に勝つ常識
ひきこもりについての基礎知識
[基礎知識]どうすればひきこもりから脱出できるのか?


論 点 フリーター増大の意味とは 2003年版

私の主張
フリーター増加を放置すれば社会の後継者を育てるシステムは崩壊する
小杉礼子(日本労働研究機構主任研究員)

議論に勝つ常識
若者の働き方を知るための基礎知識
[基礎知識]若年失業者が急増する社会的背景とは?


論 点 ジコチューはなぜ増えたか 2003年版

私の主張
仲間に親切、他人に無関心。その身勝手な行動は “社会の狭さ”に起因する
香山リカ(精神科医、神戸芸術工科大学視聴覚情報デザイン学科助教授)

議論に勝つ常識
若者のマナー欠如についての基礎知識
[基礎知識]若者の傍若無人な振る舞いをやめさせるには?


論 点 個人情報保護法の意図は 2003年版

私の主張
個人情報保護法は「官に甘く、報道の自由を侵害する」という大きな誤解
藤井昭夫(内閣官房個人情報保護担当室長)
メディアと国民を監視対象としてしか見ない個人情報保護法の危険
櫻井よしこ(ジャーナリスト)

議論に勝つ常識
個人情報保護法についての基礎知識
[基礎知識]なぜメディアは個人情報保護法に反対するのか?


論 点 電子政府の狙いとは何か 2003年版

私の主張
「行政の効率化」など建前――電子政府の目的は国民監視システムの完成
斎藤貴男(フリージャーナリスト)

議論に勝つ常識
電子政府についての基礎知識
[基礎知識]電子政府による管理の下で個人情報が守れるか?


論 点 法科大学院構想は成功するか 2003年版

私の主張
司法改革のおおもと――法曹養成を法律専門家にまかせてはならない理由
中坊公平(弁護士)

議論に勝つ常識
法科大学院についての基礎知識
[基礎知識]日本版ロースクールでは法曹をどう養成するのか?


論 点 司法精神医療のあり方は 2003年版

私の主張
精神障害犯罪者の再犯防止のために一刻も早く欧米並みの法規制を
山上 皓(東京医科歯科大学難治疾患研究所教授)
再犯予測は誤判が多い。問題は貧困なままの精神医療の放置にある
山本深雪(NPO大阪精神医療人権センター事務局長)

議論に勝つ常識
触法精神障害者の処遇についての基礎知識
[基礎知識]触法精神障害者の入院強制の問題点とは?


論 点 「検察ファッショ」はあるか 2003年版

私の主張
真実の探求より、特定の人物を生け贄にする――検察「国策捜査」の横暴
魚住 昭(ノンフィクション作家)
不祥事隠し? 身内の恥を見逃さないのは検察の正義が健在な証拠である
河上和雄(弁護士、駿河台大学大学院法学研究科教授)

議論に勝つ常識
検察疑惑についての基礎知識
[基礎知識]検察をめぐっていま何が起きているのか?


論 点 食の安全をどう守るか 2003年版

私の主張
これだけ飽食しておいて食の信頼が裏切られたと叫ぶのは責任転嫁である
山下惣一(作家)

議論に勝つ常識
食の安全についての基礎知識
[基礎知識]食品の不当表示を見分けるポイントとは?


論 点 出版文化を守るには 2003年版

私の主張
誰が「本」を殺したか――そこで、ぼくは考えた、「新古書店」出現の意味を
村野まさよし(コラムニスト)

議論に勝つ常識
「新古書店」問題についての基礎知識
[基礎知識]本が売れなくなっているのはなぜか?


論 点 性差はなくすほうがよいか 2003年版

私の主張
ジェンダー概念の功績は大きい。が、しかし自己矛盾に陥ってはいないか
内田 樹(神戸女学院大学文学部教授)
性差は人類の文化的財産――男女まぜこぜ主義は自我の形成を阻害する
林 道義(東京女子大学文理学部教授)

議論に勝つ常識
ジェンダーフリーについての基礎知識
[基礎知識]ジェンダーフリーはどこまで認知されたか?


論 点 痴漢冤罪はなぜ起きるか 2003年版

私の主張
こうして私は痴漢の犯人にされた――「疑わしきは罰する」司法の恐怖
長崎 満(「痴漢えん罪被害者ネットワーク」代表)
女には切実、男には他人事――その差が痴漢撲滅を困難にしている
遙 洋子(タレント)

議論に勝つ常識
痴漢冤罪についての基礎知識
[基礎知識]痴漢被害と冤罪被害が訴訟にいたったケースとは?


論 点 ダイエットに罪はあるか 2003年版

私の主張
「ダイエット悪玉論」の大誤解――私は痩せて健康と愛と幸福を手に入れた
横森理香(エッセイスト、作家)

議論に勝つ常識
ダイエット志向についての基礎知識
[基礎知識]肥満か痩せかの基準はどこか?


論 点 日本サッカーのレベル向上は 2003年版

私の主張
真のサッカー大国を目指すには中学でフットサル・審判・英語の授業を
平田竹男(日本サッカー協会専務理事)

議論に勝つ常識
W杯を振り返るための基礎知識
[基礎知識]勝つために重要なのは組織か、個人か。Jの将来は?


論 点 日本野球の実力はどの程度か 2003年版

私の主張
日本でレギュラーならOK――これが大リーグで活躍できる日本人だ
小林 至(江戸川大学社会学部助教授)

議論に勝つ常識
日本人大リーガーについての基礎知識
[基礎知識]「日米の実力差」を松井のバットは吹き飛ばせるか?


論 点 大相撲の魅力をとり戻すには 2003年版

私の主張
力士のケガが相撲の醍醐味を損なう――公傷期間を見直し、筋力増強を
山田公雄(元相撲診療所所長、医療法人川久保病院健診センター所長)

議論に勝つ常識
大相撲人気についての基礎知識
[基礎知識]大相撲力士の大型化は何をもたらしたか?




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