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分野別事件史

file File No.12 2005年版
医療保険制度改革の主な動き
1984 サラリーマン本人負担ゼロから1割に。特定療法費制度創設
1985 第一次医療法改正、増床規制甲ため地域医療計画制度創設
1992.7 第二次医療法改正、大病院指向抑制のため大学病院を特定機能病院に
1995.3 各健康保険が大赤字で財政悪化、医療保険制度改革の動きが本格化
7 老人保健福祉審議会、第一次中間報告で介護保険導入を提唱
1996.6 医療保険審議会、第二次中間報告(「今後の国民医療と医療保険制度のあり方について」)。11月、同審議会、97年度改正の建議書を小泉厚相(当時)に提出
1997.6 第三次医療法改正
9 同法を施行。サラリーマン本人負担1割から2割に。高齢者も負担増
7 日本医療機能評価機構が、病院の第三者評価を開始
12 介護保険法、成立
1999.2 経済戦略会議最終答申、国民皆保険制度の見直し解体を提唱
2000.4 介護保険制度開始
2001.6 経済財政諮問会議「経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」(「骨太の方針」)を閣議決定
9 厚生労働省、患者負担増と診療報酬抑制の改革私案を発表
12 小泉首相、「三方一両損」発言
2002.3 「規制改革推進三カ年計画(改定)」
4 診療報酬改定で史上初の引き下げ
7 第四次医療法改正、サラリーマン本人や高齢者の負担増決まる
9 坂口厚労相、医療制度抜本改革の「私案」を発表
10 70歳以上の高齢者医療費、1割負担(高所得者2割)に引き上げ
11 自民党、75歳以上を対象とする高齢者医療制度を提唱
2003.2 小泉首相、株式会社の病院経営参入の解禁を認める発言
3 厚労省、医療制度改革基本方針で国民皆保険制度堅持の見解
4 サラリーマン本人負担2割から3割に
12 総合規制改革会議、「規制緩和に関する第三次答申」
2004.4 42国立大学病院、独立法人化
154の国立病院・療養所をグループ化して国立病院機構に
日本医師会、植松治雄新会長体制に
9 小泉首相、混合診療の解禁を認める発言


関連論文

筆者の掲載許可が得られない論文はリンクしていません。
96年以前の論文については随時追加していきます。ご了承ください。

私の主張
(2004年)放置され続けた一〇年。診療報酬の改善なくして小児救急の充実は不可能
武 弘道(埼玉県病院事業管理者、前全国自治体病院協議会副会長)
(2004年)株式会社の参入と混合診療の解禁が患者に大きな利益をもたらす理由
八代尚宏(日本経済研究センター理事長)
(2004年)利益の追求が目的の株式会社が医療に参入すれば患者本位の医療は滅びる
青柳 俊(日本医師会副会長)
(2004年)混合診療の解禁は患者を救う。ただし医療内容の評価基準の確立が前提
平岩正樹(医師)
(2004年)超高齢社会の医療保険は医療費を強制貯蓄させるシンガポールに学べ
川渕孝一(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授)
(2003年)医療保険の守備範囲を見直せ――患者に選択の自由と応分の負担を
西室泰三(東芝会長、日本経済団体連合会副会長)
(2003年)患者負担増や市場原理の導入は、安価で良質な日本の医療を破壊する
石原 謙(日本医師会総合政策研究機構研究部長、愛媛大学医学部附属病院医療情報部教授)
(2003年)患者の負担増は不可避。制度の一元化と地方移管で負担の平等と効率化を
西村周三(京都大学大学院経済学研究科教授)
(2003年)最適の治療を患者に与えられない医者の辛さを国はわかっているのか
平岩正樹(医師)
(2002年)日本の公的医療費は先進諸国の最低水準――総枠拡大を目指すとき
二木 立(日本福祉大学社会福祉学部教授)
(1999年)医療保険改革には供給・需要両面からの構造的アプローチが必要である
川渕孝一(日本福祉大学経済学部教授)
(1999年)財政優先の医療改革をやめよ――国民平等の理念に基づく対案あり
糸氏英吉(糸氏外科医院院長・日本医師会副会長)
(1998年)医療費抑制にならない改革より公的医療費の総枠の拡大を考えるべき理由
二木 立(日本福祉大学社会福祉学部教授)
(1997年)医療供給側が自主改革し、知的評価を土台にすれば医療保険制度は再生する
森 功(医真会八尾総合病院理事長)

議論に勝つ常識
(2004年)[小児科医療についての基礎知識]
[基礎知識]小児科医を増やすために必要なことは何か?
(2004年)[医療費抑制と医療の構造改革についての基礎知識]
[基礎知識]医療の規制緩和はどこまで進むのか?
(2004年)[医療保険改革についての基礎知識]
[基礎知識]膨らみ続ける高齢者医療費を誰が負担するのか?
(2003年)医療制度改革についての基礎知識
[基礎知識]医療費の国民負担が増えるのはやむを得ないのか?
(2003年)混合診療と医師の裁量についての基礎知識
[基礎知識]保険診療+自由診療=混合診療とはどんな治療か?
(2002年)医療保険改革についての基礎知識
財政危機と高齢化のなか、医療費増は必然か?
(1999年)医療保険改革の問題点を知り、正しいあり方を探るための基礎知識
(1998年)医療保険改革の内容と国民負担率を検討するための基礎知識
(1997年)患者本位の医療保険制度改革か否かを検証するための基礎知識



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